ガラ系からスマホに変えて2年ほど経つが、未だに使い方や設定に戸惑っている。以前の携帯は単純で、然も使い始めて30年近く経っていたので使い方や設定は全て頭に入っていた。たまに新しい事をとやろうとしても、プロバイダーの助けを借りずに直感的にやり遂げられた。
それがスマホになってからは画面に表示される言葉がわからない。呼び出し音の回数(呼び出し時間)と伝言の設定に出てくる「応答時間」がわからなかった。電話を受けてから留守であるとのメッセージが流れるまでの時間か、伝言に記録可能な時間なのかの判断がつかなかった。プロバイダーのサービスに聞いてやっと理解出来た。電話がかかってきてから「留守」のアナウンスが流れるまでの時間だそうだ。
だが、説明書のどこを見ても受信音が何回鳴れば何秒であるかの説明がなかった。仕方なく、「応答時間が」が一番長い「55秒」にして固定電話から試しに電話をしてみた。受話器で聞いているとアナウンスが聞こえてくるまで呼び出し音が19回だった。これでは長すぎるので、呼び出し音を12回になるように設定した。その方法も説明書にはなかった。仕方なく自分で比例計算を行って35秒に設定した。
而し、音声は必ず流れるが、その後で伝言を受け付けるアナウンスがある場合とそうでない場合がある。その事をプロバイダーに指摘すると、「留守電サービスは有料だ。月々300円」と云われた。今まで一円も払っていないのに、友人からの「伝言」が入っている場合が多々あった。その事を担当者に云っても明快な返答はなかった。その時の担当者は「留守電」と「伝言サービス」の違いを理解していなかったようだ。
誰かから電話があり、それに出られなかったとしても、伝言はなくとも電話番号、電話帳に登録してあれば名前が残る。スマホのことを充分に知らないで、さも知っているふりをして電話に対応しているサービス・ステーションのスタッフと話すより、この辺で手を引いた方が良いと更なる質問は諦めた。
ほぼ半年ぶりに日本民家園に行ってきた。土曜日と祭日が重なったためか、かなりの入園者であった。年間パスは持っているがこのところ行く回数が減っている。日本民家園は駅から遠く、入園してからも奥まで行くまでは、緩やかではあるが登り坂の連続である。日本民家園に通い始めのころは、一刻も早く写真が撮りたくて駅から民家園までは飛ぶように歩いていた。今はゆっくり、ゆっくり、それにベンチがあれば座りたくなる状態である。それが、撮影を終えての帰り道は、駅まで歩くのにそれほど苦痛ではない。不思議なものである。