マヨの本音

日本の古代史から現代まで、歴史を学びながら現代を読み解く。起こった出来事は偶然なのか、それとも仕組まれたものなのか?

車はくたびれるのだ。

2010年04月05日 08時52分23秒 | ひとりごと
昨日は谷汲さまへ行くので一宮から大垣まで名神高速を利用した。以前なら650円ぐらいのところ、休日割引で320円?(実はETCなのでいくらだったかあまり覚えがない)だった。約20kmあるので結構遠いのだ。まあ、300円ぐらいなら安いものである。
さて、民主党が先日打ち出した高速道路の割引案はマニフェストと大きく異なり、上限は2000円にするものの、それ以外の割引はすべてなくするというものである。え?って思うよね。話が違うじゃん。
もちろん観測気球みたいなもので、国民の反応を見てみようというものだと思う。
しかし、新聞などの報道は極めて冷静で、本来なら民主党の出す案にことごとく異論を出すくせに、今回はあまり反対意見が載っていない。つまり、マスコミは高速道路の割引にはそもそも反対の立場なのだな。
でも、私はこの民主党案には非常に違和感を覚える。この原案は誠によろしくない。高速は原則無料がマニフェストである。よほどの事情がない限り、こんなに簡単に方針を変えてもらっては困るのだ。
今回の原案はおそらく交通省の官僚が提出したもので、単に前原さんは官僚の言うがまま出しただけで、これが通るはずがない。政府としてはこの原案では選挙に望めないことはわかりきっている。どうなるかはもうしばらく見るしかないが、民主党は国民に対し駆け引きが強すぎる。もう少しわかりやすくしないと本当に国民はマスコミに流されてしまう。政治主導と言う以上、官僚の作文は公開する必要はないではないか。
ひやひやさせてから喜ばせるのは、我々国民を猿のように扱うもので、もっと真面目にやってもらいたいものだ。
私は上限の2000円は問題ないと思うが、通常の料金を半額程度に引き下げるべきだと思う。他の交通機関の経営が苦しくなるという話については、やはり国民のインフラを守るという立場から、ある程度の補助は必要であろう。え?財源?
高速道路の収益をそこへ使えばいいだろう。そもそも公共交通機関がもっと安く便利だったら、誰も車で遠出などしたくないだろう。運転するお父ちゃんはくたびれるのだ。