マヨの本音

日本の古代史から現代まで、歴史を学びながら現代を読み解く。起こった出来事は偶然なのか、それとも仕組まれたものなのか?

陽動作戦に乗せられてません?

2009年12月15日 05時53分04秒 | ひとりごと
毎日いろいろな政治ページを見ているが、民主党内で意見が割れている点を追及する人が意外に多い。例えば補正予算では亀井さんが管さんを、天皇問題では総務副大臣が鳩山さんを、普天間問題では社民党が一人張りきっている。
つまり、政党内不一致、あるいは閣内不一致であり、連立間の話し合いがどうなっているのかという批判であろう。

特に普天間基地問題などでは、ほとんどの関係者が勝手なことをしゃべっており、一体どうなるのかさっぱり見えてこない。税制については閣僚もたくさん参加している税制調査会の結論はほとんど無視され、どうなるのか誰もわからない。タバコ税、環境税、暫定税率しかりである。
天皇の訪韓についても、党の幹事長の発言に対し、党内から異論が出ているという。
こんなんでいいの?という話である。党内がばらばらじゃん?

私はこれは民主党の作戦だと思う。民主党の意見が一致し、方向がはっきりすればマスコミや自民党は攻めやすい。ところが民主党内で異論が続出すると、自民党やマスコミはどこを攻撃すればいいのかがぼやけてしまう。つまり、あらかじめ自民党などが言いそうなことを自分の党内から批判として出してしまうのである。
めいめいに勝手なことを言わせておいて、世の中の動向を見ながら最後は鳩山さんが閣議決定し、それでちょん。亀井さんや福嶋さんにまずアドバルーンを上げさせ、党内から反発の意見を出させ、マスコミと自民党の反応をみる。世論調査をし、世論を徐々に落ち着かせていき、国民がなんとなく納得する方向で決着させる。そんな感じがするのだが・・・。
しかし、大体において民主党はほとんど最初の予定を変更せずに出来ているのではないかな。
つまり、まんまと民主党の煙幕作戦にまんまと乗せられているのだ。

結局、鳩山さんはちっとも決めないように見せて、実際は煮詰まるのを、時間が経過するのを待っているだけである。最初から予定通りとみるべきなのだ。

亀井さんの評判が格別いいのも予定通りだし、社民党にがたがた言わせるのも予定通りである。民主主義とはこういうものだと国民に教えているのだ。
その陽動作戦も知らずに、あれこれと民主党を批判する人が多いが、完全に民主党の作戦にはめられているのではないか。プロだったらそのぐらい気が付かねば・・・・それとも、すでに買収されて民主党に乗っかっているわけ?
私は民主党内が割れれば割れるほど自民党が攻めあぐねているように見えるが、皆さんはどう思います。
本気であれほど意見が割れたら、政府としてやってけないじゃないかな。