マヨの本音

日本の古代史から現代まで、歴史を学びながら現代を読み解く。起こった出来事は偶然なのか、それとも仕組まれたものなのか?

閉じ込められた神が動き始めた?

2009年12月14日 08時49分26秒 | ひとりごと
皇室を政治的に利用するな!これが安倍さんや谷垣さんの意見である。これは日本が過去の苦い経験から学んだ教訓であることはいうまでもない。
戦後、皇室は宮中へ引きこもり、あくまで国民の象徴としてのみ存在を許されてきたように見せてきた。しかし、私は鬼塚氏から「今でも天皇は国家の最高権力者であり、国家元首である。」と聞かされ、驚くと共に、眼から鱗が落ちたのである。

天皇の存在自体が政治であり、皇室と他国との親善外交は政治のもっとも中枢にあたる部分である。仮にある国と条約を結ぶとして、お互い最高指導者が調印したとしても政権が倒れ、新しい指導者が以前の条約を破棄することは十分に考慮に入れる必要がある。
オバマさんと約束しても、オバマさんの次の大統領がそれを見直すと発言したらどうするのだ。だからこそ、アメリカと日本が大事な契約を結ぶならば、日本は皇室が、アメリカはロックフェラーもしくは英国王室と話をする必要があるのではないか。逆に言えば、諸国が天皇と会いたがるのは簡単な理由である。つまり、約束は永久に守られるからである。(非常に怖いことでもあるが)
さて、今回の中国副首席の会見、あるいは天皇の訪韓に関してだが、自民党の非難は間違っていない。事実、おおいに政治に関わっている。問題は、小沢さんや鳩山さんが勝手に決められる話ではないのである。逆に言えば、宮内庁がいかに皇室の役割を押さえてきたのかがはっきりしたのである。天皇は少なくとも表に出たがっていた。しかしそれを宮内庁は独自?の判断で押さえ込み、皇室の政治活動をさせなかったのである。
どちらが正しい判断なのかは議論が尽きないであろう。どちらも真実なのだから。

今回の鳩山政権が積極的に天皇の意向を汲み、積極的に皇室外交をしようとしていることは明白で、その結果は歴史的に判断することになるだろう。
私はこれらを客観的に説明するのであり、今日はその賛否を論ずる気はない。
ただし、アジア共同体と言う考え方が鳩山氏の個人的な考えではなく、上のほうからのご意向だと述べるにとどめよう。

まゆみさんがブログの中で「閉じ込められた神が動き出した?」とのテーマで、かなり長い間いろいろな出来事を取り上げてきた。今から思えば、彼女のインスピレーションは恐ろしい。おそらく何らかのひらめきだったのだろう。でも、今そのテーマどおりのことが始まっている。恐ろしいと感じるのは私だけではないはずである。