リリコ雑記

徒然なるままに、思いつき日記。

映画 「パーソナル・ショッパー」

2017年09月13日 17時24分58秒 | 映画関連

映画の告知のシーンでは、サイコサスペンスって事だったんで、

そっちの方に期待しながら観に行きました。

ヒッチコックみたいな、主人公が心理的に追い詰められていく恐い話なのかな、

なんて思っていたんですけどね。

 

全然テイスト違って、肩すかし食らった感じでした

 

勿論、主人公の職業は題名通り「パーソナル・ショッパー」。

多忙を極める有名人の代わりに、イベントやパーティーで着るドレスや、

ジュエリーや小物など、代理で買い物をしてくる人の事です。

その人の好みや体型・靴のサイズなど把握していないと出来ない仕事ですけどね。

 

ファッション業界とはあまり接点がなさそうな主人公が、どういう経緯でその職に就いたのか

映画では詳しくは語られていないけど、主人公はそういう仕事してますって感じ。

 

このパーソナル・ショッパーには禁止事項があって、

雇い主の服や靴など、絶対に試着しちゃいけない

 

って事らしいけど、まあ、普通はそうだよね。

(……と私は思う。というか、先にそういう人に試着されるのって気持ち悪いと思うし)

 

しかし、彼女は、ストーカーに脅されるままに、禁断の「試着」をしてしまう。

予告ではその、

彼女の「試着」が、思わぬ恐ろしい事態を招いてゆく……

 

という感じだったんですけどね。

 

 

まず、オープニングから裏切られました。

いきなり、古い御屋敷に一人居座る主人公。

夜中になれば、真っ暗です。

そんな中、明かりも付けずにただ、「何か」を待っている主人公。

屋敷内の色んな扉を開けまくりで、実に寒そう。

 

何でそんな真っ暗い中、一人でいるのかなーって思ったら、彼女、実は

霊媒師でした。(どーん)

 

パーソナル・ショッパーとは程遠い世界がいきなり始まって、私、困惑。

 

え、これ、ファッション業界の闇を描いた話じゃないのかよ

 

って感想からスタートです。

 

主人公のモウリーンには、ルイスって双子の兄ちゃんがいて、兄妹揃って霊媒師。

…なんだけど、兄ちゃんは3年前に突然死してしまったそうで。

それがあのお屋敷らしい。

兄ちゃんには、ララって恋人がいて、あのお屋敷に二人で住んでいたんだけど、

知り合いの夫婦に売り払うために、彼女がゴーストバスター…じゃなくて、

霊媒師として幽霊の存在を確かめに行ったらしいけど。(それがオープニング)

 

この兄妹、心臓病を抱えていて、「絶対に激しい運動をしないように」、

と医者から言われていたんだけど、兄ちゃんはあっけなく死んでしまったんだそうな。

 

その後、ララは兄ちゃんの友人に悩みを聞いて貰っているうちにいい仲になり、

恋人同士になったという定番の流れ。

その新しい恋人さんは、兄ちゃんの思想を随分と理解している人でした。

 

逆に、モウリーンは、兄ちゃんとのコンタクトが取りたくて、焦っている感じ。

兄ちゃんのサインを受け取ったら、自分の人生の、新しい第一歩が踏み出せる、

と思い込んでいて、必死に追掛けている感じ。

 

生前の兄ちゃんは、心霊とか、スピリチュアルなものにやたら傾倒してて、

自分が死んだら、サインを送るよ

って無謀な事言っちゃったから、モウリーンがそんなん状態になっちゃったと思うけど。

(彼女も霊媒師なんだし)

 

因みにその話、「トリック 最終章」で見たなー

 

↑あれって随分と無理やりな部分があったけど、ラストは感動モノでした。

第一話の映像と並べるなんて、粋だよね。

思わず涙目になる上田さんが良かった。

 

……という話は置いといて。

 

それとは別に、生計のために「パーソナル・ショッパー」を続ける彼女。

ボスのキーラの為に、各地を歩いて買い物に勤しんでいます。

バイク使って移動するのが意外なんだけど。

つか、ああいう高級ブティックで購入したドレスとか、高級なジュエリー運ぶのに

バイクで移動って有り得ないんじゃ?

 

って思ったけど、彼女はフランス人じゃない(設定)らしいので、免許取れなかったんだろうか。

(海外の運転免許の取得ルール、知らないから)

 

……しかし、ボスのキーラは奥さんいる男性と不倫してて、その彼は彼で、

「身体だけの関係だけど、彼女と別れる気ない」とか我儘言いやがる。

 

そんな時だ。

不審なメールがモウリーンに届き始めたのは。

「お前を知ってる」とか、「お前も俺を知っている」とか、「お前が欲しい」とか、色々。

来たよ!! サイコサスペンスな展開!!

 

って思ったんだけどさ。

 

 

犯人はどう考えても一人しか思い浮かばないのが、

ミステリーとしては致命的だと思いました。(爆)

 

 

 

……だってさ。

その不倫相手に、自分は霊媒師だとか、兄の話だとか、心臓の話とかしちゃったんだから。

そりゃ見てるこっちは感づくよ。

 

でも、モウリーンには、メールの相手が誰だか分からない。

つか、兄からじゃないかと思ってしまって

不用意にメールに返信するなよお前!!

って思った。

 

主人公、脇が甘いです。

で、付け入れられて、脅されて、「禁断」の「試着」をしてしまう……。

 

そして、遂に殺人事件発生

キーラが何者かに殺されてしまった!!

 

しかも、奥の部屋に幽霊いるんじゃね?

みたいな気になって、モウリーンは警察に通報もしないでとんずら。

一番ヤバイ展開です。

 

ま、引き返してちゃんと通報したらしいけど。

後々警察に突っ込まれまくりで。

 

その時、キーラの部屋に、買い付けた衣装と高価な宝石を持ち込んだことを話した。

しかし、その後、主人公に戦慄が走る。

帰って来た自分の部屋に、何と、そのキーラの宝石が置いてあったのだ

 

なんという、地獄のスパイラル

そりゃ慌てるし混乱もするし、一番恐ろしい瞬間だ。

自分に殺人事件の容疑が掛けられるように、罠が仕組まれていただなんて、

恐ろしいにもほどがある

 

つか、霊魂よりも生きてる人間の方が恐いですね!

 

彼女は、不審メールの相手の要求に乗り、一人、指定されたホテルへと向かう。

その、キーラの宝石を持って。

 

そして、指定されたホテルの一室に入ったモウリーンは、何かを目撃する……

 

 

……ここまでは、サスペンス満載です。ここまでは。

 

 

その後、見えない「誰か」がエレベーターで降りてきて、ホテルを出て行ったらしい。

 

そして更にその後で、キーラの不倫相手が同じくエレベーターから降りてきて、

ホテルを出た所で、警察に逮捕されてしまいました

 

ミステリーとしては、呆気ない終り方です。

 

その後、どうやってそのホテルを抜けたのか分からないモウリーンは、

兄ちゃんの恋人のララと会って、彼女の恋人と会って、お茶してたり。

(その時、死んだ兄ちゃんの姿や、動くグラスは映像として流れていたけど)

 

モウリーンは渡航禁止滅入れが解かれた事もあって、恋人の所へと向かう。

 

その恋人って人(名前忘れた)も、スカイプ?の向こうだけで会話してて、

まるでこの世の人じゃないみたい

って印象の人。

 

異国の土地に行った恋人を追って、モウリーンは彼に会いに行く。

彼はその場にはいなくて、手紙だけが残っていて。

 

しかし、そこで、彼女は兄ちゃんのルイスと交信………したのか?

宙に浮いてるグラスを目撃しているし。

 

壁をドンドン叩いて霊と交信する演出は、ホラー話では常套手段ですけどね。

最後のシーン。

ドーンって大きな壁の音が一つして、彼女ごと、世界が真っ白になって、この話はお終いです。

 

 

 

………えっと。

どの時点で、彼女は死んだのかな?

 

あのホテルに行った時、キーラの恋人に殺されたんじゃないかとは思ってるんだけど、

その後、ララたちと会って会話してるしなー。

 

と、読み解くのが難しいこの映画。

 

 

誰か私に解釈を!!

 

というのが本音でした。

 

でも、「映画業界の手法としてはお約束」、というシーンがあったらギブアップかな。

何しろ欧州の映画事情には詳しくないんで。

 

それにしても、だ。

 

サイコサスペンスじゃなくて、オカルト思想の話だったんじゃ……

 

と思う「パーソナル・ショッパー」なのでした。

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