リリコ雑記

徒然なるままに、思いつき日記。

「風林火山」第33回。

2007年08月26日 19時33分28秒 | 大河ドラマ





ネットの状態が不調で、エラー表示と共にブツリと消えてしまう今日この頃。
一からやり直さなければならないのでレビュー書くのも一苦労です。
さて、先週の大河は、というと。

「道安。いや、山本勘助」
と、宇佐美さんに正体を見破られていた勘助。

絶対絶命かと思いきや、そうでもなかったねー。
その通り、ちゃんと酒を酌み交わす宇佐美さんは大人です。

宇佐美さんとしては、分裂している最中の越後に勘助のような
間者が現れている、という事実に危機感を感じたらしい。
そして、景虎は早くも勘助の正体に気付いたからこそ、宇佐美氏に
勘助を預けて悟らせようと。

そんな宇佐美さんはやっぱ、武田には仕官するつもりは毛頭ないそうで。

それはそうと、武田の「砥石崩れ」の時、勘助がいながら
どうして敗れたんだろうなー。
ってずっと思ってたんですけど、なるほど、こういう事だったんですね!
と納得。

どうやら、勘助が越後潜入している間にやった戦なんで、
惨敗しちゃったと。
そういうことだったんですね。


で、その後の主人公・勘助はというと。
そのまんま監禁されちゃって、それこそ越後から抜け出せない状態。
主人公なのに、カッコ悪~い


そしてその監禁は年が明けて、夏になってもまだそのまま。
結局、一年くらい続いちゃいまして。
随分長いこと監禁されてたみたいです。
なんで、武田軍の中でも、勘助はもう戻らないんじゃないかと。
越後につくんじゃなかとか、まあ絶望的な意見が殆どでした。

そういえば、小山田様って今週憶えてないんですけど、
何かセリフありましたっけ。(おい)


そして、知らん間に甲斐では、

晴信の長男・太郎が元服しとりました
(村上との兼ね合いで、家臣の一部は諏訪に諏訪に留まったらしいですけど)
守役の飯富さんにとっては、感無量。
大井夫人にもねぎらいの言葉をかけられ、彼の人生の中では
今が最高潮ってところかなー。

いやそれにしても、いい若者に育ったね!
こんなに大きくなっちゃって。(ホロリ)

そんな中、大井夫人にとっても、勘助不在はちょっとした不安ごとらしい。
でも、肝心の晴信様は冷静な態度でして。

一方、長男の太郎は
「勘助一人いなくったって、別にいいじゃ~ん」

なんてことを言うんですけど、これには激怒の晴信。

自分からえんがちょするのは別によくても(笑)、
第三者からどうこう言われるのはさすがにムカつくらしい。(おい)

つか、
勘助については息子よりも最優先なのか!?

と、腐女子心がウズウズしちゃいましたよ。
はい腐ってます。(笑)


一方、久々に登場の由布姫。
駒井さんから勘助のことを聞き、何で助けに行かない!
とお冠。
晴信としては、このまま勘助が越後に仕えることになっても、
生きてさえいればいい。
生きてさえいれば、また、いつか会える
的な考えなのか、とにかく、心配しなくてもいいような、そんな感じらしい。
でも、納得いかない由布姫。

彼女は、雪山での一夜の思い出を語りながら、
代わりに自分が彼を助けに行きたい

なーんて言ってましたが、由布姫の本命は勘助なんですか?
本当に晴信を愛しているのかどうか、この発言では
イマイチ分からないんですけどー。

しかも、由布姫回想の勘助の声は随分と悲壮なものでしたし、
余計に感傷を揺さ振られるのかなー。

その頃の勘助、冬の越後で、檻の中はめっちゃ寒そうです。
景色見えるし、暖房ないしなー。
よくまず耐えたもんだよ。うん。


ところで、由布姫が出てくる時は、「とっぷん」と水の音。
ガックンが出てくる時は琵琶の音という演出になったんですね。
たまにウザイ気がするのは気のせいか……。(おいおい)


さてさて。
今回時はさらっと過ぎて、天文20年。

景虎の従兄弟、上田政景の反乱が出てくるんですけど、
これに対して軍師的能力発揮の宇佐美氏。

脅しを掛けておいて、敵を精神的に追い詰め、戦わずして屈服させる。
という方法はどうかということで、宇佐美さんの戦略が採用に。

これに不満は直江さん。
娘を景虎に差し出したのに、全然報われておりません。

未だお手つきにならない娘を見て、
景虎様は女に興味が無いのか、それともお前に興味が無いのか
と、非常に失礼な事言ってましたね。

しかも色気が無くなったとまあ、オヤジな事まで言ってますよ。
そりゃあ、娘にも嫌われるわ。
でも、浪さんだって、お手つきになるつもりでお世話してんだけど、

当の本人(景虎)は
シスコンだからね!(断言)

他の女にはまったく興味無いからねー。(苦笑)

直江さんとしたら、もし、自分の娘が景虎の子供を産んだら、
実質自分は義理の父になるから、それこそ色々やり易いんだろうけど。
ガックンにとっては、そういう邪な野望が嫌いなんだから仕方ないよなー。

なんて思うわけでして。


それはさておき、政景の反乱はというと。
宇佐美さんの目論みが的中。
脅しをしといて放置しとき、そんでいよいよ軍勢で攻める、
なーんて噂を聞きつけた彼は、和議を申し入れてきまして。

戦わずして、越後を収めた景虎。
そして、ようやく姉ちゃんを従兄弟殿に嫁に行かせる決心を。
あれほどぐずってましたけど、大人になったんだねえ。(笑)


そして残るは、勘助の問題。
ついに、鉄砲100挺届かなかったので、公開処刑みたいなー。
勘助に最後のお酒をふるまう景虎。
しかし、勘助は一杯だけを口に含み、「あとはいらん」と拒絶。

これにちょっと驚くのは景虎。
たった一杯の酒だけで死んでゆくのかー!
と、無念そう。

しかし、勘助はもう心を決めちゃったみたい。
ここで斬られると思いきや。

木に括りつけられ、鉄砲の的にされちゃってました。

前回のように、「風林火山」の孫子の文字をしたため、そして
それを勘助の頭の上に留める景虎。

運がよければ助かるらしいですけど、景虎は撃つ気満々。
「臣下に下れば助けてやらんでもない。」
って行ったけど、勘助はこれも拒否。
宇佐美さんは「愚かな……」
と、勘助の選択を痛ましげに見ていましたが。

ところで、直江さんは最後まで勘助の正体に気付いてなかった模様。
だから緊迫した勘助とのやり取りを理解してねェ。(笑)

うーん。
直江さんの配役が問題か?←失礼。


でも、「神仏に祈れ」という景虎に対し、
神仏には祈らん!」という勘助の言葉に納得。

そうだよね。

勘助は神仏なんかじゃなくて、晴信に出会ったことで
初めて救われたからね。

神仏はミツを助けてくれなかったけど、晴信は復讐心に溺れる
自分の心を開いていったから。

あの、オリジナルの脚本の部分がここに活きるとは!!

なーんて感心しちゃった私。
(つか、越後の部分は原作通りなん?)

そして更に、人の醜いところや汚いところや弱いところや、
その他諸々の人の卑しい部分をみな愛していると言い張る勘助。
これは崇高な神仏の教えのみを信じる景虎とは正反対の答えだね。

でも、これは「人」にこだわる勘助ならではの言葉だなー。と。

更に、仏門の祈りの言葉じゃなくて、孫子の言葉じゃないとイヤだとか、
勘助らしさ、久々に全開だと思いました。
だって、彼は孫子大好きですからね!(笑)
↑晴信との仲も、孫子繋がりですし。いわば同人サークルみたいなー?(おい)


どうあっても、晴信以外の主君に仕えるつもりは毛頭無いと、
勘助の決心を知った景虎。
死を覚悟し、「我が人生に悔い無し!」と叫ぶ勘助。


何かなあ。この場面、「ONE PIECE」の
ヒルルクの最期を思い出しちゃったよー。

あの時は、「実にいい人生だった」って叫んで死んでいったけどね。


しかし、

ここで主人公が死んでしまっては
番組終わります。(マジで)



まさに危機一髪!
ってなその時。

一人の行商人が、何と、鉄砲100挺持って現れましたよ!
って、おおっ。
伝兵衛さんと、鉄砲商人のあの怪しいおっさんではないですか!
(名前覚えてません)

「確かに100挺の鉄砲を届けた」
ということで、無事に放免となる勘助。

よかったー。
晴信が「心配するな」って言ったのは、こういう事だったんだね!


愛を感じた瞬間でした。(爆)



こういう所にね、男性脚本のコッコよさ
ってのを見ちゃいますねー。

憎いぜコノヤロウ

って感じ。
無事、甲斐へと戻れることになった勘助。

いずれ、どこかで「孫子の文字に会うだろうな」、という景虎に対し
「毘沙門天の文字に」と返す勘助。

ああああっ。
いいなー。こういうやり取り

と、一人、画面の向こうで悶える私。(笑)

こういう言葉のやり取り、個人的に
たまらなく大好きなんですのよ!!


……とまあ、私の事は置いといて。
来週はいよいよ、砥石城攻略ですね!
真田さんの活躍が見られて嬉しい私です。

次回も楽しみ~。



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