「相棒」～シーズン５・１２話

子供の誘拐事件発生か？
と、いつになくピリピリとした捜査一課からスタートです。

内村部長の激の下、捜一トリオ、出動～。
どうやら、マンションに住んでいる二人の男の子の姿が消えてしまい、
代わりに、郵便受けの上に男の子の被っていた帽子が見つかったことから
“誘拐事件”へと発展しちゃった模様。

と、そこへ現れるは特命二人。
ちゃっかりと男の子の住むマンションへついてきちゃいましたねー。

いろいろとマンションの住民の話を聞いているうちに、この誘拐事件、
何かがちょっと違うと感じているらしい右京さん。
その思惑の通りいうか。
ゴミ捨て場の倉庫みたいな場所で子供達を見つけちゃったね～。


結局、イタミン達が邪険に扱ってる「特命係」の右京さんが動かないと、
事件は進展しなし解決しないんだねー。
ってまあ、それはいつものことだけど。


さて、その子供達。
自分達が誘拐されたってことに気付いてないなー。
って感じ。
でも、イタミンらの質問には、取り敢えずそれらしく答えていたね。
それでもなんか、曖昧な感じ。

適当に答えているってことは、やっぱ、
これって誘拐事件じゃないのかもー。

って、右京さんもそう思っていたみたいだけどね。


場所は変わって『花の里』。
「女房が恐くて刑事やってられませんって」
なーんて、たまきさんの前で薫ちゃん、豪語してましたけど、
実は尻に敷かれていると思っているのは私だけだろーか…。

そんな中、
またしても己の思考の迷路に嵌って抜け出せない右京さん。

今回も見事に固まってますね！（笑）

この隙に、色々悪さしちゃっても気付かないだろーか……。
（って、ぅおい！）びしす。

たまきさん、
「また、変なものがレーダーに引っ掛かったみたいですよ」
って言いたい放題。（苦笑）

いやいや。
私は、そんな右京さんが大好きですことよ。


可笑しいのは右京さんだけじゃなくて、イタミンたち捜一トリオもそう！
子供達に振り回されちゃって。
ああ可哀想。

拳銃を見せろだの手錠を見せろだのやんや騒がれ、
「それじゃあ…、ちょっとだけ」、と手錠を見せたら、さっそく大騒ぎ。
素早く手錠取られちゃって、捜査一課内でキャッチボール大会。
いやはや元気なことで。

その手錠は、偶然に訪れた薫ちゃんがキャチして事なきを得たけど、
子供達に振り回される捜査一課も大変だねえ。
っつーか、今日日こんなに元気な男の子がいるってことは、貴重かも。
なーんて思っちゃったい。

問題は、コイツら人の話をまったく聞かないってことなんですが。
それが後々仇となるってことを、よーく憶えておかないとね。

ところで、新婚さんの亀山夫妻。
美和子ちゃん曰く、薫ちゃんが頑張れば子供が出来るそうです。
おおっ。ってことは、いつかは
薫ちゃん二世がお目見えするのかしら～。

って期待しちゃったー。
まあ、このままのラブラブ状態でもいいんだけどね。

ええと。
それからワタクシ腐女子（汗）としましては、しばらくの間は
右京さんともラブラブでいて欲しいです。（大真面目）
↑おいおい。


ところで、この誘拐騒ぎ、どうやらマンション付近に不審な男の姿が
あったことから一気に膨れ上がってしまったみたいですねー。
その不審人物なる男が捕まっちゃったけど、彼は否認中。
しかも肝心の子供達は、真面目に証言する気ナシ。　の状態。

そんな中、
持論を胸に抱いたまま、コツコツと着実に証拠を掴んでゆく右京さん。
米沢さんも、地道ですけどちゃーんと活躍です。


ところで、もう一つ可笑しかったのは、やっぱ右京さん。

マンションで色々と探っている最中、後ろの植え込みの所で
ガザガサと動く気配に、薫ちゃん、慌てて追い掛け開始。
でも、その後ろを右京さんも走ってたんだね。

走っている最中、ある女性にぶつかりかかった薫ちゃん。
って、その直後に右京さんもぶつかりかかってるよ！

後で、子供達誘拐の容疑で捕まった男の彼女ってことで写真を見た時、
「君がぶつかりかかった女性ですよ」
なーんて言ってたけど、
右京さん、それはあなたもですって。（笑）


ところでこの彼女、付き合っていた言ってたけど、それは最初の話。
徐々に彼は本性を剥き出しにしてきて、しまいにゃあストーカー行為。

うぎゃああ。
ワタクシこういう男はマジで駄目ですわ。

虫唾が走る。
って感じ。

別れたい彼女の気持ちがよーーーーっく分かります。


ところでここで、私的☆萌え～　な一コマ。

公園で、事情を聞く時の、右京さんの仕草です。
斜め後ろ下からの、アオリの目線という、憎いカメラワーク。

腰を下ろすその瞬間、フワリと黒いコートの裾を翻す、
その何気ない仕草がめっちゃ素敵。

はあ。
相変わらず美しい動きですわね～。


その彼女の証言によって、男が不審な動きをしていたのは
彼女をストーカーしていたから。
そして、誘拐事件なんてものは、そもそも起こっていなかった。
という、予期していた決着をみせちゃいましたー。

しかし、本当のドキドキはこれからだった。

そのストーカー男くん。
事件に巻き込まれた経緯もあり、会社のイメージが悪いって事で、
辞めさせられちゃいました。

で、ウチの母、「子供達が襲われるんじゃあ……」
って言っていたら、まさにその通り！

うわあ。恐い。

ここで思い出した。

題名にあった「狼」ってのは、あのストーカー男の事だったんだね。

そして少年達は、嘘をついたことにより、誰にも信用されないままに
オオカミに食い殺されてしまった少年のこと？

確か、ウソップ童話にそういった話がありましたね。
一般に知られているのは「オオカミ少年」でしたっけ。

そんで今まさに、子供達は狼に襲われている状態。
でも、母親達は警察の騒ぎを起こしてしまった手前もあってなのか、
「今回もウソだ」と思い込んで、子供達を助ける状態になし。

あーあ。
やっぱ、童話の通りなんだー。

今回はちょっと変わった感じの流れですけど、でも、子供達の安否に
すっげードキドキ。
ああ、間に合って～！！

って、思いながらラストへと。。。


ところで、逃げてる最中の子供達。
「オレ達、相棒だろ」
って……。

普通は「友達だろ」ってなるところじゃあないかなー。
って思ったけど、一応脚本側の遊び心なのかしらん。


って思っている間に、男の子達はストーカーくんに捕まってしまいました。
可哀想なんだけど、自業自得？
でも、この男の行動も正当化されないしなあ。

っつーか、ストーカー行為自体犯罪だし。


でも、本当に間に合ってよかったねー。
薫ちゃんが自分の携帯番号登録しとかなかったら、どうなったことやら。
（ってそこはお約束？）
男は殺人者にならんかったし、子供達は無事だったし。
やれやれ。


ところで、暴れた犯人からライターを奪い取り、到着した右京さんに
放り投げるシーンですけど。
受け取った右京さん、なんか見てて手元が覚束無い～。

それとも火のついたままのライターだったからかな？
受け取った右京さんもちょっと慌てていたような気がしたのは、
気のせいでしょうか。
どっちにしても、水谷さんもこのシーンはドキドキしたと思うんだけどなー。
だって、火がついたままなんだもん。

何とか受け取り、パチンと火を収めたところでやれやれ。
これで無事に事件解決だね！


それにしても。
結局、

一番悪かったのは、一体誰だったんだろう。

なんて考えちゃったこの事件。

確かに、嘘をついた子供達は悪い。
でも、ストーカー男くんは根本的に考え方が間違ってるし。
いやそれよりも、
彼女に付き纏わないと約束したなら、大人の男として

ちゃんとその約束守れ！！


約束破ってうろついてるから犯人に疑われ、その挙句に
子供達にも犯人にされたんじゃないか。
まあ、あの子供達もねえ。色々と問題はあるけどさ。

犯罪という面では、等しいってことなのかな？
どっちにしても、少年達にとっては苦い結末だったね。

男がああいう人物だったから、彼の方が完全に自業自得

だとは思うけど、口は災いの元。

年寄りの言うことは聞いておくもんだね。

何がどう転んで己に災いを呼んでくるのか分からない。
そして、嘘は極力つかないほうがいい。


なんか今回は、
童話がベースで、その上教訓が詰まった一作に見えました。


さて、そんな次回。
またしても不可解な事件が………。

って、キーワードは便器？？？