リリコ雑記

徒然なるままに、思いつき日記。

「功名が辻」第三十五回

2006年09月05日 18時03分55秒 | 大河ドラマ
いよいよ北条攻め!!
の前に、前回登場した旭の旦那、甚兵衛さんのその後です。

街中で偶然に千代が見かけた商人の後を追ってゆくと、彼は
商人(針売り)になっていました

屋敷に戻って、旭から預かった手紙を渡す千代。
でも、甚兵衛さん、千代の前では「そんな人は知らーん
と突っ撥ねるばかり。
まあ、当然だよね。
旦那の一豊も、今更蒸し返すことでもないだろ
ってな態度です。

でも、旭が病に臥せっているという事がやっぱり気になっていたのか、
こっそりと手紙を広げて読んでました。
再びその文句を聞けるとは思ってもみなかったけど、でも、
改めて聞くと、素朴な文面だけにじわっときちゃったなあ。

どうやら、旭は治る見込みがないらしいです。
そこで千代、お見舞いのついでに、(何故か)針売りなる商人が、
彼からの手紙を預かっているというので、その者との面会を許して
くれるように寧々に頼むんですけど、
その針売りが甚兵衛さんその人なんだよね

庭に通され、手紙とやらを広げる甚兵衛さん。
そこには何も書かれておらず……って、
勧進帳かい!!(笑)

しかし、旭への思いを自分の言葉で切々と訴える甚兵衛さん。
ちょっと、じーんときちゃったよ。

……私が思うに、多分、普通に百姓の暮らしをしていたら、旭は
こんなに早く死ぬことはなかったと思うんですけどね。

ちなみに父曰く、 旭は毒殺だったんじゃないか
と物騒な持論展開してましたが。

まあ確かに、家康からしてみれば、そのまま旭に居てもらっては
後々困るだろうしな。
それに、この時代で急な病での「病死」ってのは、暗殺含めてだから
十分にあり得る考えだよなあ、と納得。


それはそうと。
本編のメインなハズの北条攻め。

久々に 「功名だー!!」 と血気盛んな一豊様。
彼だけはテーマに忠実です。(笑)


さて、その北条攻めに向かう前の秀吉軍。
裏切りが出ないように諸国の大名たちから、人質として、妻や子供を
差し出すとこを要求する三成&官兵衛。
これは実にうまいやり方ですよね。

本当は、徳川の裏切りを封じる為でもあったんですけど、家康が
出してきた人質は、後の二代将軍となる、三男坊の幼い秀忠。

秀吉は何を思ったのか、この人質を帰しちゃったらしいですけど、
ここでも家康と秀吉の“腹の探り合い”は行われていたんだなあ。

小田原攻めの時、一豊の陣中でも
「徳川が裏切って、北条側につくんじゃないか」
って不穏な噂が流れてる最中、秀吉はわざと家康の陣中見舞いに
行ったからね。

美味い酒飲ましてしてやるぞ」って一豊引き連れて行ったけど、
一豊も「ええー、ここかよー!」 ってビビったに違いない。

いや確かに、ご当地名産の美味しいお酒はありましたけどね。
家康への献上品だったけど。
しかもそこにいたのは、運の悪いことに織田信雄。
陣中を流れる噂、そのまんまの状態に焦る二人。

家康も、ここで腹括ったに違いないですけど。
結局、
秀吉の突飛な行動のお陰で、陣中漂う不穏な噂は消滅しちゃったし。
家康は身動き取れなくなっちゃったし。

後で家臣に、「あの夜、既に負けていた」と言ってたから、
秀吉の心理戦に上手い事してやられちゃって、さぞかし悔しかった
だろうなあ。
何度も「秀吉が憎い~」って、西田家康がじたばたしてる姿は、
“家康”という人物を、うまーく表現していると思います。

お茶目な態度に本心隠す辺りが、特に。

急いては食えるものも食えなくなる
と、時が動くまで本当にずっと我慢して耐えてきたからねえ。
並みの精神力じゃないと思うよホントに。



さて、肝心の北条攻めですが。
敵に見える場所に一夜城をどーんと築き、敵の度肝を抜く
という秀吉お得意の作戦です。

これには秀吉の戦いを一度も目にしたことのなかった北条も
びっくりだったろうなあ。


しかしながら、メインの小田原戦よりも数段面白かったのは、
淀君様ご登場のシーン。(笑)

北条攻めの折、
三成も参戦するのを聞くと「寂しい」とか言って甘えてたけど、
秀吉に呼ばれて小田原まで行ってみれば、かなりご機嫌の様子

わざとらしく秀吉に甘えてみたり、声を揃えて笑ったりしてるけど、
三成効果だよね。


その一方で、淀君に一緒についてきた千代。
一豊を目の前に、ラブラブ光線発射です(笑)

「殿……
「千代……
と、見詰め合って無言で語り合い、関白様と淀君の事なんざ

アウト・オブ・眼中状態の山内夫婦。(爆)


隣でバタバタと騒がしかったのに、まったく気にしてないからね。

っつーか、秀吉が声掛けても気付いてなかったけどね!

そんな隣では↓

「待~てえ~~~。 淀~~~ というデレデレ関白と
「ホーホホホホ。文句がおありならベルサイユへいらっしゃい」
って感じの高飛車な淀君様。

(参考資料は「らんま1/2」&「ベルサイユのばら」)
っつーか、セリフちっとも合ってない……。

まあ、そんな風に私には見えました。(爆)


ところで、久々に淀君と二人になった千代。
淀様、さっそく自分の男三成)自慢です。

淀君は計算高い近江出身をやたら持ち上げ、朴訥な感じのする
尾張出身を殊更けなしていましたが、
よっぽど秀吉が嫌いなんだなあ
ってしみじみ思いました。


千代からしてみれば、自慢の愛する旦那さんを嘲られたも同じ。
複雑な思いだったろうけど。

ちなみに、侍女のおデブちゃん。
彼女も尾張出身なんだそうな。ははあ、そうでしたかー。

って、しまった。 
役者さんのチェックしてなかったぜい


ところでそれとは関係ないですけど、
お茶々って、かなり可哀想な女性だなって、思いました。

生き延びる為に、自分の将来の為にと説得され、母親の代わりに
嫌いな男と交わって子供も作ったけど、肝心のその子供は跡取りとして
正妻に取り上げられちゃったしなあ。

唯一、彼女の心の拠り所となるのは同郷の三成だけなんだけど、
彼は“家来”という立場を律儀に守って素っ気無いし。

心の中に、虚構が出来ても仕方ないかなーって思います

秀吉に必要以上に甘え、我侭を言うのは、その溝を埋めるため
手段なのかな、って最近は思うんですけどね。


さて、
小田原攻めはさらっと無事終わり、 関東一帯は秀吉のモノに。

それをそっくり家康に上げたけど、代わりに彼の土地だった
東海5国とやらを召し上げ。
これには家康も 
「ちっくしょ―――!!」(←小梅太夫風に)
って思っただろうなあ。


我らが一豊さんたちもその近辺に土地を貰ったワケですが、
千代が言うには、家康は「籠の鳥」状態

そして、一豊たちは家康の監視役みたいなもの。

しかしながら、家康は次の天下を取るに匹敵するほどの人物。
あまり意地悪などするな、と、旦那様に進言。

ここは“できる妻”として発揮してますね。


ところで、話は逸れるのですが。
今週号の「週刊◆日」には、司馬先生と、ご存命だった時の
山内家の18代目のご子孫、豊秋さんとの事が書かれていました。

豊秋さんからしてみれば、司馬先生の書く一豊には不満があり、
大河ドラマにするのは賛成だけど、原作のままの一豊じゃ困るので、
末尾部分を修正して欲しい

というお願いがあったらしいです。
今現在は19代目に代が変わったらしいですけど、原作とは趣の違う
ラストになるんだろうなあ、と、今から原作を知る、皆様の意見が楽しみ
ではあるのですが。

気になった方は、書店で探してみて下さいませ。
(表紙はハンカチ王子くんです)
↑ただ、売り切れてる可能性も非常に高いですが……。

ところで、これも余談。
北条家を滅ぼして、これで秀吉の天下統一の為の戦は終わりって
なってますけど、本当はこの後、南部・九戸政実(くのへ まさざね)との
壮絶な闘いがあったそうですよ。
(後日、この記事はもう少し詳しく載せますが)


そして、今週は急転直下なラストへ……。
顔色悪い一豊さん。
何事かと思いきや。

鶴松君、お亡くなりだそうです。

ゆっくりと狂気へと進む秀吉。
一豊さんにも不穏な空気が……。


そんな大河ドラマHPはコチラ→ 


最新の画像もっと見る

18 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんは♪ (ミチ)
2006-09-05 23:29:17
鶴松は三成の子かと頭の隅っこで危ぶんでいましたが、正々堂々秀吉の子供だという事が判明しましたね~。

茶々はやはり可愛そうな女性だと思います。

来週は鶴松の死がどのように波紋を広げるのか楽しみです。
こんばんは。 (くみ)
2006-09-05 23:33:20
TBありがとうございました。



あ、さてわたくしが今回気になったのは千代&一豊の殿下の前での見詰め合い。

殿下の前ではハハーっが常識ではないでしょうか?

こんの戦国一のバカっぷるめ。



もちろん家康VS秀吉は迫力と緊張感があって好きです。



茶々さまが三成に

「そちの妻が見たかった」

などといったときはゾーっとしました。

怖いです。



来週からは狂気の秀吉ですね。
Unknown (「感動創造」)
2006-09-06 01:34:21
こんばんは!



勧進帳かい!



この突っ込みで、今日の疲れが吹っ飛びました!(笑)



本当にするどい突っ込み、全開ですね!





笑った~!
TBありがとうございます。 (lovespoon)
2006-09-06 10:04:04
甚兵衛さんのシーン、感動的でしたね。

でも白紙の手紙には思わず私も突っ込んでしまいましたわ(笑)



次回は急転、六平太も久々に登場するようですし楽しみです。
今回はいまいちのれず (ラフマニノフ)
2006-09-06 10:18:47
おじゃまします。



今回はどうも、千代が嫌な女に見えてしまって、ダメでした。何でもお見通しなのはよいのですが、どうも奥ゆかしさがなくなってしまったような…。



このままだと、ちょっと心配です。
Unknown (なると)
2006-09-06 12:12:08
こんにちは!!TB有難うございます。

律義者の一豊様は、どんな時でも視聴者の為サブタイトルに忠実なモチベーションでいてくれてますね(笑)。

しかしあの見つめあう2人は謎でした…。どーいう演出だったんでしょうねぇ。



御子孫の結末について触れているお話も、とっても参考になりました!!

実はまだ最終巻読めていないので(…)、大河最終回迄には読破しようと思います☆



こちらからもTBさせて頂きますね。それでは。
こんばんは~。 (さくらこ)
2006-09-06 22:23:14
ハンカチ王子が表紙では、既に売り切れかもですね~。

山内家子孫の方は原作とは違った展開にして欲しいんですね。

どんな風に変わるんでしょう。



茶々が秀吉の前で見せる笑顔や甘えたような様子は、演技なんでしょうけど、秀吉はもう、そのまんまを受け止めて本当に幸せそうですよね。

幸せの頂点に辿りつくと、後は下るしかないんですね。

これからちょっと見るのが辛くなるかも。

秀次とか特に・・・。

TB&コメント有難うございますvv (リリコ)
2006-09-06 22:47:06
>ミチ様。



そうですね、鶴松君は秀吉の子供だったという事が判明でしたね!

私が思うに、茶々は生きるのが精一杯だったような気がするんですよ。

そして気になるは鶴松亡き後の秀吉……。

ああ怖いわあ。







>くみ様。



コメント有難うございましたvv



今回の山内夫婦は、殿下そっちのけでラブラブでしたね!

いやあ、暑い。熱い。

秀吉vs家康は、二人の個性が激突してかなり好きなんですけどね。



そうそう、淀君の「三成の奥さんが見たい」発言は、愛人が本妻に会いたい

って我侭言ってんのと同じで恐いですよねー!

奥さん連れてこなくてよかったね。三成。







>「感動創造」様。



こんばんわーvv

お仕事、お疲れ様でございます。



私の書き込みで笑っていただけるなんて、めっちゃ嬉しいですー。

でも、あれって勧進帳ですよね!(笑)







>lovespoon様。



あ、同じ突込みでしたか。(笑)

勧進帳って、実は男を引き立てる場面なんでしょうかね。



それはそうと、久々に六平太が登場ですよー!!

楽しみです。







>ラフマニノフ様。



いらっしゃいませvv



千代は旦那様よりも知恵が回って小ざかしい、というのが原作の流れと聞きました。

そのシーンが「賢い」というより「でしゃばり」に見えてしまう演出がいけないのだと

私は思うのですが……。



賢い妻の書かれ方って、難しいものですね。







>なると様。



こんばんわvv

こちらこそコメント有難うございます!



一豊様は真面目一本槍ですから。(笑)

あの山内夫婦の演出は、隣の秀吉と淀の関係とを対比させているんじゃないかと

私は思いました。



それから、週刊誌の記事に注目して下さって嬉しいです。

山内家18代目は、「山内家の中ではピカイチだ」

と一豊を褒めてらしたそうです。

女性本位に書かれており、あまりに駄目男な書かれ方の一豊に憤慨していたとか。

しかしながら、小説は小説と、19代目の豊功(とよこと)さんは割り切ってるらしいですが。



原作読破、是非とも頑張って下さいませ。
こんばんわvv (リリコ)
2006-09-06 23:06:47
さくらこ様。

いらっしゃいませーvv



今日、ハンカチ王子の表紙を私も探してみたのですが、見当たらなくて驚きました。

運がよければどこかで見つかるかも…!!



山内家の18代目は、妻のお陰で土佐を貰ったのに、土佐を手に入れた途端、

妻のコントロールが効かなくなって(暴走……?)

みたいな書かれ方が不満らしかったです。

男として、あまりにも腑甲斐なく、男性としては義憤を感じると。



…ただ、司馬先生自身も、若い頃の作品だったし、自分でも不満なところはあるので

書き直したいけどその時間がない。

と、おっしゃってらしたそうですが。



ちなみに、18代目豊秋さんはおおらかな素晴らしい方だったそうです。

高知県議の東山さんという方が言うには、

「こういう人のためなら、馬前で討ち死にする気持ちにもなるわな」

と思ったくらいの好人物だったそうで。

今回の大河は原作よりは一豊がしっかりした感じで描かれているので、

存命だったら殿(18代目豊秋さんのこと)もさぞかし喜ばれたことでしょう。

という記事が載っていました。





それはそうと、茶々は完全に演技ですよね。

秀吉の前で、三成との関係を秘密にするほど楽しいんだと思いますよ。

秀吉は、ほんとに可哀想なんだけど、自業自得かなって思ったり。



いや、もっと可哀想なのは秀次さんですけど……。

今後の豊臣家は辛いなー。 
こんにちは (rico)
2006-09-08 07:54:29
TBいただきありがとうございました!



勧進帳から小梅太夫までの鋭い突っ込み、

楽しく拝見しました(^^)



>三成効果だよね

おっしゃるとおりですね。

秀吉は気付いてないのでしょうか?恋は盲目?(^^;

コメントを投稿