ぱきぱきちゃん の Pakipaki 話

ぱきぱきは若年性パーキンソン病の夫Mr.Pakipakiと二人暮らし。介護人生活をご紹介。

若年性アルツハイマー

2005年04月26日 | 他の病気の話
朝日新聞にね、若年性のアルツハイマーの連載が載っているんだけど、読む度に涙がこぼれる。歯ブラシを握りしめ、何をするのか忘れてしまった話とか、日記をつけていたけど平仮名を忘れてしまった話。読んでいて、本当に胸が苦しくなる。Mr.Pakipakiの病気がパーキンソン病ではなくてアルツハイマー病だった可能性もあったわけでしょ?そりゃあ、アルツハイマー病患者本人は苦しみを認知できないから幸せという見方もできるけど、病気の宣告を受けて、だんだん物事を認知できなくなる数年間を患者本人はどのような気持ちで過ごしているんだろう。患者を支える家族だって、自分のことや共に歩んできた人生が相手の記憶の中から消えていくってどんな気持ちなんだろう。Mr.Pakipakiが薬の副作用で被害妄想に陥った時はつらかったけど(その話は前に書いたけど)、被害妄想のまっただ中でも、彼の中での私の存在は揺るぎもしなかったどころか、私にまで被害が及ばないように必死になっていた。だから、私もふんばれたんだよね。。。

Mr.Pakipakiが若年性のアルツハイマーだったら、今の私達はどうなっているんだろう?私は頑張れるのかな?私っていう存在が認知されなくなるって状況の中で、ふんばることができるかな?何だか自信ない。