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神々の恋愛事情~イザナキ

2015-04-04 07:41:28 | 出雲神話
黄泉の国の神様に相談されに行かれたイザナミからの返事は、待てども待てども帰ってきません。イザナキは、とうとうしびれを切らして、真っ暗な黄泉の国に入ってしまいます。
どこか鶴の恩返しに似てますよね。
灯りをとるため、髪に指していた櫛の歯を折り火をつけあたりを見渡して見ると、そこには、身体中にウジがわき身体の八ヶ所には、雷が生まれ二目と見れぬひどい姿のイザナミが横たわっていました。驚いたイザナキは、恐ろしくなり逃げ帰ろうとされた。
イザナミは、あれほどここへこられぬようにと約束したのに、それを破って私に恥じをお見せになった。と、大変怒り黄泉の国の醜女(みにくい女)達を使ってイザナギを追いかけさせました。
黄泉の比良坂(東出雲町にあります)まで逃げ帰った所で大きな岩で道をふさがれたイザナミは、あなたが約束を破ってこんな目にあわされたから、もう私はあなたの国には帰らない。と、言われた。イザナキは、今でもおまえが恋しくてならない、けれどもそんなに腹が立つなら別れることにしょう。とお互いに別れの言葉を交わされ、イザナミは、あなたがこんなことをしたからには、これから後あなたの国の人間を毎日千人ずつ殺すと言われた。イザナキは、おまえがそんなことをするなら、私は毎日千五百の産屋を建て見せる。と言われたことから日本の人口は増えるそうです、

神話の意図は、夫婦仲良く、女性は出産という大役を担うもので、産後が悪く早く他界されたイザナミは、女性の守り神となられだそうです。

神々の世界でも愛の深さには限りがありそうですね。出雲大社の大国主の命にあたっては、八上比売(ヤカミ姫)を!!。ヤカミ姫については、また後日として、次回は稲田姫について紹介します。