一か月経ちました

６月１日（水）１６時５５分でした

たくやさん（１８歳　犬♂）
その日、虹の橋を渡りました
私の膝の上で
家族全員に看取られて

その日
朝に一度だけ鳴いて　あとは最後まで穏やかに
とってもとってもがんばりました

調子のいいとき悪いとき
波があって
それがだんだん間隔が近くなり
去年の暮れは年を越せないかと思ってました
そこからちょうど半年。

辛くても決して鳴き声を上げず
歯を食いしばって耐えてたんだなぁ
舌先は数日前から数か所も噛み切ってて途中からしかなかった
私にはとうてい真似できない

ほんと今まで一緒にいられて
最後の最後まで一緒にいられて幸せでした
どこにいても気配があるので
亡くなった実感はまだないんだけど

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思えば

捨てられて弱っているところを生徒に拾われ
うちに来たころは手乗りサイズでお腹はパンパン
ご飯も水にもミルクも全く手を付けず
信用されてない感じハンパなくて
どこか悪いんじゃないかと心配で病院に連れて行ったのよね

咀嚼したものを指に乗せて
何度もチャレンジの末、ようやく口にしてくれた

食が細かったせいかあまり大きくはならなかったけど
中型犬の彼は全盛期１４kg超え

筋肉質で手足が長くオトコマエ
高いところが大好き
散歩は走る
噛む力も強くて甘噛みなんて言葉は程遠かった
おかげで（？）
最初の何年か
あたしの腕はしばらく血だらけだった

寝る場所は来た翌日から私のベッド下の足元

帰ってきたときのお帰りは
全力で体当たり
毎回飛ばされてからの全力でベロチュー
しかも
ほっぺを両手（両前脚？）で挟み込んでの

飲みに行くと調子に乗っていつも遅くなるもんで
真夜中に帰るとタクヤさん（犬）に烈火のごとく怒られ
毎度なかなか部屋に入れず
廊下の窓から侵入しようとしても阻止され・・
なんかしゃべってるんだよ
ホントによくよく説教されてたなー

絶対犬だと思ってない

車に乗るのも大好きでさー
ファンカーゴの時は一緒に愛知まで行ってきたし
南三陸の方をドライブしたときは
観光船にも一緒に乗って楽しそうだったよ
秋田マリーナもお気に入りの場所だった

今の車（♠spade）も選んでもらったんだよね
どこに行くにも一緒だったけど
もっともっと行きたかったなぁ

こんなに全力でお姉ちゃんお姉ちゃんって来て離れないのに
どうして人じゃないんだーって
いっつも思ってました

体調壊して病院食の生活になって６年
その頃から３時間くらいおきに散歩する生活がスタート
薬も欠かせない
２階に上がれなくなって下で面倒見るようになったのが一昨年の４月
あっという間に完全介護になり
ご飯も自力で食べられなくなった

眠るときは抱っこしたまま

散歩コースをオレンジの抱っこ袋で歩くようになったのが今年
そこから３か月
いつの間にかそんなに経ってました

亡くなる日の朝方４時ころ
その抱っこ袋に入れて散歩

夜、痙攣も軽く起こしてたし
もしかしたらという思いもあって
仲良くしてくれたマヨさんちの前で最後だろうの挨拶をして
そのころにはもぅほとんど意識がなかった様子

体温もちょっと低く
時折たくさん走ってる夢うつつの状態があって
朦朧としているのがよく分かった

えらかったよ
がんばったねありがとね

まだいつもの時間になると目が覚めて
ご飯の時間とか散歩だとか
夜もなかなか眠れないけれど
たくやは自分の状態から解放されて
今頃はきっとアチコチ飛び回ってるはず

体が辛いとかそんなことなく
今度は好きな時に好きなところへ遊びに行けるんだもの
車だってこっそり乗れる
絶対間違いなく近くで見てるだろうからさ
心配で大変だーなんて言われないように
私もがんばらなきゃね
少しずつ少しずつ。
これからもよろしくお願いします