光年・千年

纏わりつくが、纏まらないおはなし、日記ふう。

日没の色

2009-03-30 18:55:45 | 散策
  まだ日が沈まない、そうゆう時間があって、その後はかなり暗くなるはずだが、真っ暗というのはあまりない。目をつぶって、ものなり自分の手で目を覆うと、かなりの暗さが感じられる。心底真っ暗というのは、これは眠るときの条件だが、その暗さにおびえることなく、どちらかというと歓迎されるものでそのうち色も明るさも忘れてしまう。

  眠れないときは、一つは心拍が上がっているとき。何か思い当たることもあるが、その何かが思い浮かばない、そうゆうときもある。面食らうものがあった、こうゆうものだとわかりやすいが、そうゆう記憶もないまま心拍が上がるのは、ありがたくはない。ただ水分を補給するとその後に睡眠に有効であるようだし、それから布団が熱すぎる、というときも似たような状態になる。でも、もともと、その布団は暖かめだが、空気はさほどではない。冬の話で、たまたま暖かいというだけ。
  逆に、布団に入ってすぐに眠ってしまうということもある。こうして、ほどほどに朝を迎えると調子はいいはずだが、そうでもない。どうゆうこと、様々な、としかいえない毎日があって、眠れないときもあれば、眠いときもあれば、寝すぎだというときもあって、しかし毎日が大体なんだか、不安げである。こうゆう心配は、もうしないことにしたが、気弱な面もあって、その反対というのも、好ましくはない。どっちにも揺れない、そうゆう平常心というものを求める。また祈願もし、修行の時代だとも思うが、その「まじない」もなかなか効を発しない。簡単に瓦礫のように崩れる。もう少し昔は安穏としていた。そうゆうときがあった。
  ところが、今はいつ何時何があるか、そうゆう不安、自分にも他者にもあって、しかし同じいえの中である。
  2000年が始まったときは、なんとも思わなかった。これは年代の問題であって、新しい時代は、2001年からとも思ったりもした。2000年は、何世紀か。解釈の問題も出てこうゆうものは笑えるが、その時間、自分には他の何かが憑いていてこれには、本当に弱ったものだが、この時間からほぼ10年がたった今、詳しく思い出すことはないし、出来ない状態にある。これはある意味ではラッキーである。よくそれから、離れることが出来た。だから、あまり悩むこと、今が結構苦しくても、何とかなるのではないか、そうゆうことを思い出して、今があるが、この先でもそのものが同じように通用するか、この辺りはなかなかわからない。

  夕日を見ていると、ある時間だけが脳裏によみがえって、これは感傷にふける時期でもないし、もうもとには戻らないものを嘆いてみてもしょうがないものだが。こうゆうことを繰り返し思うことも、だんだんと増えてきて、それでまた忘れてゆくのだろう。
  時期が、彼岸を過ぎたがその割りに寒いこともよくはない。早く暑くなるといい、と思う。そうなると、感傷ではすまない状態になる。汗が出る。大体今頃だと早歩きをすると汗ばむものだが、そんなことがないのである。この1週間かどうか、もっとだろう、汗はかかない。冷や汗も特にない。
  そのうち、地球温暖化の候で、きっと汗ばむときがきて、それなりにいやな思いをするはず。そっちの方が楽そうだ。暖かいというものを通り過ぎてしまうと、今度はただ暑いとなる。灼熱か、これも困りものだが、もう少しだらっと出来るのではないか。今はあまりにピリピリし過ぎている。この嵐が早く過ぎ去らないか。

  3月も明日だけを残す。こうして書かないと、今は何月の何日か、忘れてしまう。あちこち、ぶらぶら歩いて、それで残ったものがある。足跡ではなく、カメさんのファイルで、考えてみるとありがたいものである。こうゆう時代に生きてよかったと思えるものの一つである。懐かしい、そうゆうものもきっと多い。
  でも、いずれは、このファイルも消える運命にある。最近、どうゆうように、ファイルを処分するか考えているが、新しいものから消すのが一番いいように思えてきた。時代は古いものがいいような感じもする。
  少しだけだったが、古いファイルというのを見ると、うまい下手は別にしてなぜかそれがいいように思える。なんでかよくはわからない。きっと今でもヨチヨチだが、そうゆう感じが新鮮なのかも知れない。もう一つ、これはかなりはっきりしていて、自分はそれだけ若かったということにもなる。そうゆうものが今はだんだんと失われる。そこが気にかかっている。そうゆうことだと思う。




  下にカメラを置く感じで。そうすると空の方向が写る。この木のことが気にかかって、さっと撮ったが、さてなんの木か。それより右側にはあり得ないような人工のものがあるが、なにか。ありそうにないのだが。




  梅干しのように赤い、梅の花の散りあと。




  コンクリートは、最近は特に悪くはないと思う。こうして、梅とコンクリートは、一つの絵におさまる。




  元気なタンポポも忘れられない。




  アネモネ三兄弟。




  ハナニラも。これは四兄弟。

  ハナニラの苗か、種かどっかから飛んで来ないか。

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