光年・千年

纏わりつくが、纏まらないおはなし、日記ふう。

傷ついたアゲハ

2008-08-25 18:47:04 | 虫、その他
  地上の星というと、花で、天の花は星だ、とか思うようになって、なんだか苦し紛れに出て来た言葉だと思って笑ってしまう。

  星もなかなか見えない。夜である、大体もう眠い。昔は昼夜が逆転したときがあったが、星の「ほ」の字も頭になかって、それで冬の晴れ渡った空をたまに見ることがあると、それは太平洋側にいるときだったけど、澄み切った星空と流れ星が一緒になる時間があって、そういえば星も見ていない思っていた。
  冬の星空は、昔でも今でもあまり変わらない気がするが、見栄えというと、どうしても太平洋側がよくて、快晴の続く、しかし風が強くまた空気の乾燥している、そうゆうときがあると、この流れ星にも出会うことがあった。散在流星もほどほどにあって、それは美しく、それを地上のもので例えると、例えばギンヤンマとかオニヤンマに出合ったということになってしまう。
  星の数というが、肉眼で見える星の数も大体、6000個くらいということで、はたしてこれを観測して、記録に残した人はというと、チェコ(ティコ)・ブラーエさんくらいしか思い浮かばない。でも、やはり世の中は広いから、一つ一つ星を観測して、星図の星のマークを塗りつぶしていったという方もおられるのかな。6000というとなんだか少ない。星の数ほどいるとかいうが、6000である。これはちと少ない。1分は60秒で、1時間は3600秒であって、これくらい間違わないで数字を数えることが出来るだろう。実際にやってみようとは思わないが。

  地上の星である、花の数はどのくらいあるのだろうか。これは、かなり複雑になりそうだ。いくつかの分類の大きなくくりがあって、さらにその下があり、その下があって、何科の何なにですというものがある。そうすると、地上の花の総数というものも、10万種くらいはありそうではないか。これはもっともっと増えそうで、植物の方がいいか、大きいような気がする。この辺りの詳しい値というものもなかなかわからなくて、あてずっぽうで書いている。そのくらいはありそうな気がする。さらに、ときには天の流れ星にも例えられる、虫の数はというと、植物はまずは虫の食草であるという考え方からいくと、虫の数は植物よりも多く、何十万という種類がありそうで、これを一つ一つ確かめるのもかなり難儀。出来そうにない。それなら、まだ星の方が、これも出来そうにないが、そうゆう風に考えてしまう。星の数より、虫の数のほうが多いような気がして、天文学的な数という言い方も、今は少し迫力がない。

  虫はいる。腹の中にも色々いて、これもときどき暴れる。それはさておき、
  チョウとかトンボと遊んでもらうのもときに大変で、しかし少ない経験だと、年老いたチョウなり、トンボは割とおおらかに接近を許してくれる。また、トンボだと人の手に止まる、おおらかなものもいる。そうゆうトンボは、どうも本能的に人を知らないようで、和やかでもある。でも、この辺りのアカトンボに限ると、人は遊ばれていると思う。一枚上だ。

  田んぼに、疲れているような大型のチョウがいて、これがやって来るようでしばし静観。もう少し近寄って、するとやはり逃げるが、どうも花を求めているのではなく、他のなにかのようであってよくわわからない。しかしこちらから近付くと逃げる。最後は、そろそろと接近する。これを遠くから見ている方がいると、さぞかし面白いものに見えるだろう。自分もそう思うが、背に腹は変えられぬ。

  ようやくアゲハチョウと思われる少し大きめの、しかし翅の傷んでいるチョウが止まってくれた。





  田んぼのしかも休耕田というところ。ここに、大きなアゲハが止まって、これを見ていると、キアゲハのようでもある。




  風が強く、体が大きく揺れる。一枚目の方がはっきりしているが、翅が傷んでいる。胴体の方は少したっぷりめのようである。




  翅の赤い部分、橙色の部分はこちらの方が実物に近いと思う。




  ようやくもとに戻った。必死に風に押し流されないようにしがみ付いている姿は、少し痛々しい。

  続きます。  

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