光年・千年

纏わりつくが、纏まらないおはなし、日記ふう。

使者

2006-03-15 19:17:48 | 植物・花(春)
  窓をあけて外を見る。自然と屋根瓦に目が行く。薄い黄色をした粒子が、水の流れた跡を残していた。黄砂かと瞬間思った。私は、この砂、あるいは粒子は、ゴビ砂漠か、もう少し遠いタクラマカン砂漠からやってきたと漠然と思っていたのだが、字のとうり黄河の源流あたりから巻き上げられた、細かい粒子というのが妥当である。



  ウメの木である。すでに一度ここで紹介した。13、14日と二日続けて雪をかぶった。しかし、確実に蕾は膨らみつつある。そうなのであるが、残念ながらごらんのとうり、花びらが開く様子はない。まさか、もう春ではない、と思って咲かないのではないと思うが。ホルモンの知識があればもう少し詳しく書けるのだが、もうしばらくの我慢か。花はまだだが、蕾の数はこれまでになく多い。



  こちらも一度絵を紹介した蕗、フキノトウである。これ一つしか出てこない。少しふっくらしてきた。例年は、一つあれば、その周りに、すぐに三つ四つ見つかるが、ない。フキノトウは、ある程度齢を重ねると、おいしいという食べ物に変わる。すると、みなネコソギといっていい、ちょん切られて、胃の腑に収まる。これがいけないか、3割くらいは残しておくべくだったか。しかし、フキは結構出る。この茎が好きという方も多い。いずれにしろ、いかにも身勝手ということを証明する作文となった。

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