光年・千年

纏わりつくが、纏まらないおはなし、日記ふう。

中秋の名月は満月とは限らない!

2007-09-21 18:57:55 | 散策
  朝に、月を見たことを書き、この月が満月になる時が中秋の名月でもある、と内心思っていた。名月というからには、ちょっとへそ曲がりは別だが、まずは、満月をもって名月とするはずだから。
  それで、いつものように、さらさらっとネットのページを見ていて、ふとAstroArtsさんの星空ガイドを見て、あれれっということに。中秋の名月は9月25日とあって、これは、今月の満月の日である9月27日と違う。どうしたものか、さらに、この謎を解くためにページをめくると、中秋の名月とは何か、という説明があって、すぐには合点がいかなかったが、しばらくしてなるほどねー、と思わないわけにはいかなかった。
  すべてが、旧暦での考えであること。旧暦の8月15日の月を、名月と決めていたので、今は太陽暦ではあるけれど、その旧暦を今なお有効なものとし、その考えにのっとって計算すると、今年の旧暦の8月の15日は、9月25日になるというわけだ。
  それでも、昔の人も名月は満月をもってと考えていたから、8月の15日は、当然満月に近い。陰暦というくらいだから、当たり前だ。だが、何事も単純に整数ですべて事が運ぶとはいかなくて、8月15日の月は、今どきと同じで、いつも満月ではなかった。
  何も、地球と太陽が一直線に並ぶとき、その直線を含む、黄道面に対して垂直な面を月が通過する時を満月とする必要もなく、それとなくまん丸に近ければよかったわけである。昔の人は、中秋の名月に対してこんなややこしいことを考えなくてすんだ。
  それで、満月だと、月はちょうど太陽と反対側に行くから、もしかして、引力は地球のものとさらに月のものが加わってプラスに働いて、体が重くなる、あるいは体重が増える、なんてことも考える。あり得ないが。潮の満ち引きはどうか。これは質量が大きいから、かなりな違いが生じるだろう。さらに、新月の時には太陽と月は同じ方向にあって、その時は、ほんものの大潮になる。
  それから、もう一つ、月は地球の周りをまわっていて、つまり衛星であることはよく知られているけれど、太陽を固定して、一年の地球と月の動きを見てみると、地球は当然太陽の周りをまわっているが、不思議?と、月も太陽の周りをまわっていることが想像される。これは本当の事で、その動きはほとんど地球と同じであると思われる。
  この、太陽を固定して、その座標での地球と月の動きが、実際どうであるか、この辺りを詳しく知りたいとも考える。
  どうも長くなった。

  ヒガンバナは、最高気温が猛暑日に0.1℃足らない34.9℃まで上がったといいながら、また新しく花が開いた。でも、花弁はまだ少しモジャモジャしている。
  それとは別の、朝の風景。太陽の周り以外は、意外と暗い。



  一部の光が木漏れ日で、円形になる、よくあるパターン。下側の光は、金属の取っ手に当たって反射し、景色は浮き上がって見える。



  暗ければ、どうしてもぶれてしまって、肝心なところがだめになるが、これは周辺に蜘蛛の巣があって、鈍いながら、なかなか面白そうで出してみました。

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