光年・千年

纏わりつくが、纏まらないおはなし、日記ふう。

1月21日、おひつじ座にあるラブジョイ彗星(C/2014 Q2)は、暗くなり始めている

2015-01-22 13:50:27 | 星空・天体・宇宙
  お天気、小雨かあるいは本降りの雨。


  もっと冷える内陸、盆地などのところだと、この雨は早春か、春の象徴にもなりそうだが、

  ほどほどに寒い、あるときは極端に寒いこの富山の地で、暖かさが感じられる日は

  まだ遠い。

  2月がある、3月がある。もちろんまだ1月もたっぷりと残っているようで、

  それほどでもないかも知れない。

  1日1日大切にと思うが、いろいろ乗り越えないといけない壁はやたら多く、それだけでくたびれてしまう。



  みな同じ環境にあるというのはもっともな話で、肝に銘じているが、どうしても甘える何かは

  あるよなー。最も、誰かにそれをということはなく、自分自身、ほどほどに手抜きをする。

  そうは厳しくはなれない。ここがね、分かれ道か。



  きのうの午後はあまり外も見ていなかったが、夕方になり、宵になって、曇り空でそのうちに雨、

  これが固定観念としてあった。

  それでじっと我慢の子で、そう早く布団にもぐることも出来ない。

  これが最大の問題だが、どうもこれを元に戻すことは出来そうにない。

  
  それで、まさかというのが、このお天気だが、午後8時過ぎだったか、窓を開けてみると

  さほど寒くなく、しかも星が見える。雲もあるが。

  可能性はあるということで、そうゆう毎日は多いが、カメラをセット。

  ためし撮りもした。でも、きのうも、今日でいうと一昨日だがそうだったし・・・。



  それでである。雨のはずが、午後10時を回ったころ、10時10分ころか、再び窓を開けて

  西の空を見ると、すぐにわからなかったが、やはり晴れている。

  このときもまずはためし撮りで、広角側で、どの程度の空か見ることに。


  この画像をカメラのモニタで見たとき、瞬間わからなかったが、青緑、青緑色が、あったように

  思えた。

  たしかめるように、モニタを再度眺めると、どうもその青緑色の明るい輝きは、考えられるものは

  ラブジョイ彗星(C/2014 Q2 (Lovejoy))しかない。


  正確に思い出せないが、4、5日前にも雲間に、地平座標でいうと、プレアデスの下側に

  ラブジョイ彗星だろうと思われるものを撮っていて、でも固定撮影でもあって、雲がほとんど。


  この感想はここにはいらないが、間違いないなと思い、3回だけだが、シャッタを押した。

  セルフタイマーを使い、2枚で1セット。1枚だと「ぶれ」の可能性。

  まだこの位置で見えるにしては高度は高く、窓枠の下である。もう少しがんばるという気が

  なかったのは、あまりに突然という気持ちもあったのだろうか。


  今日になって調べてみると、おひつじ座にある。位置予報は、いつものように、AstroArtsさんの

  ものを参考にさせていただいた。ほとんどずれもなく、また色も尾らしきものもあるので

  間違いないともう。


  いつもの通り、キヤノンの、G1 Xを使っている。ポラリエで、1分間、恒星時追尾。

  G1 Xは1分以上の露光は出来ない。


  午後8時台の、北西の星空、ここには、ケフェウス、とかげ、アンドロメダの星々が写っている。



  その一。雲も多いが星も見えている。こうゆうものも嫌いではない。


  で、ラブジョイ彗星(C/2014 Q2)。時間は、午後10時10分過ぎから25分まで。



  その二。1月13日は、東の窓だったが、これは西側。一番上の、青緑色の星が、彗星。
  瞬間にはわからないところ。みなRAW画像を現像、これは明るくしすぎた。
  
  画面中央少し右側に、おひつじ座の明るい星。画面中央上右端に、さんかく座の、三角形。




  その三。いつものように、その一の彗星の辺りを拡大。尾のようなものはわからない。




  その四。焦点距離を長めに。




  その五。その四の、彗星像の拡大、これが一番きれいかも。1月13日と比べて、やはり明るさは落ちて
  尾も、あるかもなーというところ。




  その六。さらに焦点距離を伸ばして。で、勘も鈍ったようで、位置がずれた。




  その七。その六の彗星像の拡大。

 

  すべての画像で、周りにある恒星との位置関係がわかるように、広めにトリミングしている。

  ただ、彗星像は、G1 Xでは、これ以上は鮮明にはならないと思う。恒星も同じで、ただこのカメラのいい

  ところは、インディケータを無限遠に合わせておけば、微調整なしで、この程度の画像は撮れるということ。


  暗くて寒いところでは、目もよくない人にとって、ピントを出すのは困難で、

  これ以上となると、一眼。やっぱりむつかしい、というのが結論。


  この彗星の移動を見ていると、この先機会があるとして、時間的にはもっと早くても可能か。

  M31などは、この時間で、もう地平に近い位置になる。ただこれはちょっと見ただけで正確では

  ないが。




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