光年・千年

纏わりつくが、纏まらないおはなし、日記ふう。

冬の中の、小春

2009-01-04 18:50:55 | 散策
  午前の時間というと、今日は日曜だから、あまり見ないTVも見る。見ないTVなど書いているが、朝は結構見るし、天気情報など、それ以外も見ているし、どうしたものやら。
  
  それで、あるチャンネルで、去年のものの、編集編というのをやっていて、これはもう最初から、生は見ることはないが、たぶん、翌週かの日曜は、お正月の休みもあるから、年明けの日曜に、再放送があると思っている。
  それを見ていた。見ていたのはいいが、途中から津波の注意報が出ましたというテロップが、TVの上に流れるから、まずは地震を疑う。あれ、地震速報は見ていなかったか、見えなかったか、どちらだろうか。TVの番組も見るが、テロップのほうも気になる。津波だけで、地震の震源のアナウンスもないし、まーTVを見ていても、こちら側は大丈夫だろう、これは津波に関しては、太平洋側に注意が必要で、反対の日本海側にまで、波が回り込むこともないようだし、それに、注意報である。

  それで、しかし、津波も、第二波の予報も出るものだから、余計に心配はあるが、これも高さからいうとさほどでもないようで、しかし重ね合わせという原理があるはずだから、実際のところというのもわからない。この注意報も、そのうち出なくなって、さすがに、コタツでTVで、という状態だと、それ以上の心配をする気もなくなった。
  で、他のチャンネルに、お昼近くに変えて、これがインドネシアのある地域で起きた地震による、津波の警戒であることがわかったが、その地震というのも、たぶん日本時間だろうが、午前4時に起こった。それで、10時半ごろには、その地震を原因とする津波が、日本列島の太平洋側にもうやってくるのだから、津波の伝播の速度もかなり早いものだ、と思う。
  地球の反対側からも、津波はやって来る。それならぐっと近い、インドネシアなら、ほぼ6時間前後で津波の第一波が到着するのは、不思議ではない。

  地震はこれは最近では、能登半島地震を経験しているから、その怖さだけは十分にわかっている。そこから、離れていてよかったというのが、その恐ろしい経験をした後の、感想だが、いつ起きてもおかしくはないという、そうゆう可能性は、この辺りにもある。でも、これも、あまり考えない方が今はいい。地震でいうと、能登半島沖のものはかなり揺れがひどかった。もう少し小さな、しかし怖い地震の経験は多い。


  そのことは、今はきれいさっぱり忘れたほうがいいようであった。この先に、待っている宿題みたいなものがたくさんあるようで、これとはずっと付き合わないといけない。それも、今は忘れて、朝に書いたように、きょうは少しだけいいお天気であって、朝の日の出は、実質の初日の出で、これはめでたいと思う。このめでたさ続きを忘れずに、どちらかというと重いカメさんも入れる。それもずいぶんと使っているバッグで、新しいものではなく、くたびれきっているので、もしかして分解したらどうしようと思う。何だか、どこにいても、不安というものはあるようで、お友達は不安です、ということにもなる。

  しばらくすると、といっても、もう帰りという時間でもあったが、なんだかからだがポカポカしてきた。きょうは、いつもはもっと強い風があるが、その風もないようで、これもありがたかった。でも、回りは、枯れ野でもあり、また冬休みの田園である。何か、賑やかなものはないか、探す。遠くの山は、また新たに雪を頂いて、麓のほうも白さが増した。年末年始の雪の降り方は、平地でもいい天気ではなかったから、相当に荒れたのだろう。死者も出た。そうゆう山に続く、北アルプスを眺めていると、その白い雪の美しさがまた、やけにしんみりしたものに思えてくる。

  もう山のことも忘れて、最近は行っていないというところへ、行ってみると、赤い、あっさり目のバラがあって、これをもうフィルム(メモリ)もおしまいに近いという状態で、少しだけ撮った。寒そうな感じで出かけて、少しホカホカした感じで帰って来たのがなぜかちょっと不思議だ。


  
  この葉っぱという草の正体は、花を見て、わかった。もう、ヒメオドリコソウの小さな花が咲いていて、一部は散っている。



  気が付いたのは、きのうか一昨日。でも、撮ったのはきょう。花が咲くのは早いという気がする。この葉っぱは見慣れているもので、氷が出来やすいのにもかかわらず、枯れもしない。




  少し角度を変えて。冬の小さな春の色。




  野に咲く、タンポポ。

  ようやく、赤いあっさりしたバラ。




  ぽつんと一つ、咲いている。雪とか、ミゾレとか冷たい雨に打たれて。




  にぎにぎしい色ではないが、爽やかさと、寒さが同居した色にも思える。

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