光年・千年

纏わりつくが、纏まらないおはなし、日記ふう。

茶色の世界と、茶トラ

2010-02-19 18:42:18 | 散策
  真っ白か、あるいは真っ黒か、というのが今の周りの世界で、それでまだ雪が舞う。
雪は降り続けるが、余り積もる気配は今のところない。この辺りだと、例えば道や、日当たり
のいいところ、除雪されて、暖かなところはすでに雪はないが、きのうも今日もそれなりに
雪は降っているが、つまるところ余りに積もったという感じはない。薄化粧で終わってい
る。でも、

  まだまだ雪は多く、地面に近い、そうゆうところに雪は溜まっているし、また田んぼや
畑に雪は多そうで、なかなかこの低温では溶けないだろうと思える、実際、建物の北側になる
ところ、それから建物から落ちる雪の溜まるところ、の一番高そうなところの、雪は多くは
氷だろうが、70cmくらいはある。あるいはもっとあって、不思議でない。いえと、いえの境目
というところ、これもなぜかあるところがある、一体どこの土地なのか、
  と思いたくもなるが、そうゆうところは雪の溜まり場で、1mくらい残っている。何しろ隙間
が、1mはなくて人は通れる。でも、そこの雪を掘り出すのは出来そうにない。そうゆうとこ
ろもあって、どう考えても雪は2月一杯はなくなりそうになく、また3月もどうなるやらわ
からない。いずれ、この雪は消える。そうでないとおかしい。多分、間違いなく雪は消える
が、傷跡というのは残るだろう。ところどころ、路面というか、削れてもいるし。いろいろ
雪の傷跡は残ったままという場合が多いだろう。

  灰色というのもいい方であって、乳白色もあれば薄墨色もあって、これくらいに見慣れ
たものはない。鉛筆だって大体黒で、書き方によって薄い墨の感じ出る。うまくここでは
炭素原子が役立つ世界がある。これをダイアモンドに変えようなど、普通は人は思わない
だろう。同じものと思えないからで、それならまだ、炭の方がましだ。炭は燃えるもので
使うより、ものを吸着するというところで役立つようで、昔から消臭用とかのものもあるし、
今はいえを建てるときもこれを使うといいというか、あるいはいえもくたびれてくるから、
そうゆうときにこの炭の持つ働きが有効とされる。何がなんだか、はっきりいうと正確には
つかんでいないが、炭も有効利用の領域が広くなって、それゆえまたその炭も重宝されるの
ではないか、と思うだけである。もしかしたら、

  ここの、もうお化け屋敷といっても、お化けも棲まない、そうゆうところに残っている
かもと思ったりもする。ただ思うだけで、十分であるが。
  ちょうど帰って来るとき、色の黒い、しかしもともと完全な黒でない、そうゆう毛をし
た、薄い黒い、でも灰色でない、今はこの辺りを制圧しているかのような、ネコがいた。
ネコの方が驚いたはずで、その毛並みはやはり、全盛のとき、ってなんだか不明だが、その
ネコであると言い切れないが、少し黒い色も薄くなって、しかし灰色ではない、というむつ
かしい状態になっていた。そのネコは、堂々と入り口から帰っていった。そうしないと
いけない理由はないのだが。

  茶色の世界、というのをなぜ思い付いたか、というとほとんどすべてを見ることも出来
ない、ファイルがあるが、どうゆう偶然かこの茶色は何だろうと思って、よく見ると杉の葉の
色のようで、すぐに花粉ではないだろうな、とも思った。その杉はすぐそこにあるので、見に
いこうとすれば出来るのだけど、一々それはやらない。明日でもいいだろう。それにしても、
杉の色がこれだけ、この時期に茶色になるのは、どう考えてもおかしいような気がする。
それで、花粉かと一瞬思ったが、やっぱり杉の葉の色ではないか。
  常緑の木々の葉の色も茶色くなっているものは多い。長く、雪に覆われていると葉の
色も悪くなる。いくら、雪でも枯れないといっても、これだけ低温と日照不足があれば茶色
くもなる。でも、目が痒いとか思うこともあって、でもまだ花粉はこの辺りではないだろう。
少ないだろうと思う。それにしては、杉の葉の茶色が目に異様に感じられる。

  茶色、というと、コーヒーで、それから茶もほうじ茶は茶色。茶色のもとはなんだろう
か。パンも焦げれば茶色。納豆も。それから黒飴もたしかに黒いが、ときに茶色に思える。
緋色というのがって、それから茶色という色がある。食べ物に茶色は多い。最近は、黒も
注目される。黒豆は正確にいうと、黒より紫に近い感じがあって、さらにいうと藍の色、イン
ディゴの色にも似ていて、違うだろう。紫か、青か、その混合色か。青で、黒いというと、
黒豆にプルーンがある。それからブルーベリーは、これは青と赤い色もある。こうなると、
赤のワインとか出てくるが、
  黒いネコの色は、もしかしたら、黒豆と同じで、紫が入っているのかも知れない。

  他に、きのうの茶トラのネコの、続きも入れた。これも入れないと
  もう持たない。






  雪の中に半分は顔を突っ込んでいたアオキも、青息吐息で、黄色い
  ところが茶色くもある。




  元祖の、茶色。アジサイ。装飾花だけのアジサイはまだある。




  いろいろの植物が入り混じって、杉に似ている、そうゆう葉っぱは
  茶色。




  眼前に白い雪は残っていて、一つ枯れ色をした木が、ヘクソカズラと
  一緒にある。




  いつもなら、もう浅い緑の色がここにあっていいはずだが、それがない。

  雪の上をゆくネコは見てはいるが、写真では珍しい。



  ちょうど、きのうの位置よりも少し奥へと、なぜか眠る茶トラは移動
  する。少し及び腰のようなである。




  いかにも胡散臭そうな顔をして、こちらの方を見る。いかにもまた来る
  というのを知っている、という顔付きか。




  遠くなって、どう考えてもネコはただの茶色いものとしか見えない
  距離である。カメさんは大したもので、ネコの何かを見つめるその
  あどけない表情をとらえている。




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