光年・千年

纏わりつくが、纏まらないおはなし、日記ふう。

回想

2006-03-16 19:04:31 | 鉄道
  昔話、過去、経験、老い。いろいろ、かっこで括ると歴史。そんな上品な言葉で書けるわけないジャンね。
  それで、過去に思いを馳せる。ずいぶんと昔の話になる。上野に行く列車は、『白山』か『白鷹』しかなかった。特急『白山』は信越本線を走り、同じく特急『白鷹』は、長岡から上越線に入った。当時、いずれの電車も12両編成、堂々たるものである。
  そんな感慨にもひたっておれない。夏だった。台風がきていた。白山2号は、どうにかEF64いや間違ったEF63の重連にガイドされて碓氷峠を下りきり、横川についた。高崎駅も出た。がその次の、倉賀野で止まった。河川の増水で鉄橋が流される危険があったからである。一晩、初めて、列車の中で過ごした。
  朝が来た。電車の運転手さんと話をした。確か高崎機関区に所属してる方で、この人は、高崎・上野間のみを運転する。列車は、一人の運転手さんが始発から終点まで運転しないことを始めて知った。たぶん、その方の許可を得て、私は線路に降りて、まず撮ることは出来ない、駅に止まる特急『白山』の、線路上からの真正面の写真を撮った。
  この写真は、当時の写真を、今使ってるデジタルカメラのマクロ(接写)機能を有効にして撮ったものです。つまり、写真の写真です。