この映画「きみにしか聞こえない」の存在自体知らずに、
原作者は乙一というだけで興味を引かれ、
観たらこれがものすごく面白かった。
「スローラブストーリー」というキャッチコピーで恋愛映画だけど、
なかなかどうして乙一らしいミステリーが根本に横たわっている。
原作を読んだことがないので、はっきりした事は言えないが、
複線の引き方といい、乙一らしい無駄が無い見事に構成された映画だ。
クライマックスでは、パラドックスをうまく利用して
先を予想させず、ハラハラドキドキし通しであった。
そして納得で来るしっかりした結末が用意されていた。
しかもそれだけではなくラストでは鳥肌が立つほどの感動が待っていた。
主役の成海璃子さんは当時15歳。(今年でも16歳だけど)
グェ、そんなに若くてあの演技!
小出恵介さんはこの映画で難しい役を見事に演じた。
決して今流行のイケメン俳優ではないが、
味があり、どんな役でもこなしてしまう。
最近ドラマや映画に大活躍だ。
中でも映画「キサラギ」はオススメ。
最近のハリウッド大資本映画より、ストーリーやアイディアで
勝負を賭けて来る低予算邦画の方が絶対面白い!
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