日本一“熱い街”熊谷の社長日記

組織論の立場から企業の“あるべき”と“やってはいけない”を考える企業アナリスト~大関暁夫の言いっぱなしダイアリー~

上海雑感

2009-09-08 | その他あれこれ
昨日より中国におります。

昨日到着後上海虹橋空港よりハイウェイを郊外へ。一年半以上ぶりの上海郊外への道すがら車窓からの眺めでまず驚かされたのは、ぐっと増えたと思える大量の車、車、車。しかも、そのグレードが明らかにアップしています。以前は使い古しのバンや軽トラや小型自動車、せいぜいこ汚いフォルクスワーゲンのサンタナ(昭和の一時期日本で走っていたモデルです)あたりが目立っていたのですが、今やベンツをはじめ立派なセダン・タイプが大量に行き来しています。さらに中国人民の生活を象徴していた自転車までもが激減!代わってバイクの増えたこと。驚きました。

さらに車窓から見える上海万博をにらみそこらじゅうで進むハイウェイの延伸工事や高級分譲マンション建設風景は、まるで高度成長期の日本の建設ラッシュを今様に展開したかのようです。これらの風景の変化は、中国の経済的急成長を象徴していると思います。考えてみれば昨年の北京五輪直後に全世界を奈落の底におとしたリーマンショック。日本をはじめ先進諸国が不況に苦しむ中、いち早くショックから立ち直り今や世界経済の回復のカギを握っていると言っても過言でない中国経済の足腰の強さを見せつけられる思いです。

変わっていないのは中国人ドライバーの運転マナーの悪さ。ウインカーを出さない車線変更や無理な割り込みは当たり前で、ついぞ日本では聞かれることのないクラクション合戦がそこここで見受けられています。昨年の北京五輪前には国家施策としての人民のマナー向上策が展開されたハズですが、実態は未だ変わらずのようです。経済成長がマナー面での成長を促すには、まだまだ時間がかかりそうに思えます。

上海から雑感でした。