日本一“熱い街”熊谷の社長日記

組織論の立場から企業の“あるべき”と“やってはいけない”を考える企業アナリスト~大関暁夫の言いっぱなしダイアリー~

<ニュース雑感>10/23号「麻生太郎、小沢一郎」

2008-10-23 | ニュース雑感

●麻生首相~連夜の「高級飲食会合」批判に逆ギレ?●

太郎ちゃん、連夜の有名ホテルや高級飲食店での会合(密談?)を指摘されて、逆ギレしたそうです。以下は、記者の質問「夜の会合、連日で、一晩で何万円もするような高級店に行っているが、庶民感覚とかけ離れているという批判についてどう思うか?」に対する太郎ちゃんの答えです。

「僕はこれまでもずっと、あのー、少なくともホテルというところは安い所だと思っていますね。たくさんの人と会うというのは、ホテルのバーっていうのは安全で安い所だという意識が僕にはあります。正直なところです。だけど、ちょっと聞きますけれども、例えば安いとこ行ったとしますよ。周りに30人からの新聞記者いるのよ。あなた含めて。警察官もいるのよ。営業妨害って言われたらなんて答える? 「あなたのおかげで営業妨害です」って言われたら、新聞記者として「私たちの権利です」って言って、ずーっと立って店の妨害して平気ですか? あー聞いてんだよ。答えろよ!」

自分で話しているうちに激昂してしまったのでしょうか?まぁ首相が庶民であるわけがないわけで、別に質問に対する回答の中身はどうでもいいんですが、記者の常套である陽動挑発質問に激昂するなんぞは、マスコミ慣れしていない中小企業のトップなみのお粗末さじゃないですか。「首相の品格」っていうんですか、むしろそういうもののなさが問題なんじゃないかと思います。一国のトップとして恥ずかしいですね。

ついでですが、ホテルは出入り口が多く密談に便利というのが、太郎ちゃんがホテルを好む本当の理由とのもっぱらのお話。「首相に会うので、ばれないようホテルにはいつもと違う車で入った」(自民党幹部周辺)という証言もあるようです。なんか、また昔の“料亭政治”に時代に逆戻りしているみたいですね。「見える化」が一向に進まない自民党政治、そんなこっちゃダメですねぇ。


●民主小沢代表が「体調不良」でインド首相との会談欠席●

一方の民主党小沢代表。体調不良を理由にインドのシン首相との会談を欠席したそうです。「病院で入院しているわけではない。自宅静養で、今日の日程はすべてキャンセルする」としているそうですが、こんな状況でもし首相にでもなることになったらどうするんでしょう?

公明党の北側幹事長はこれに関して、「一国の首相は、体力的にも精神的にも強くないと務まらない。国民の生命、財産を担っているわけで、本当に体力、気力がなければ続かないポジションだ」と述べ、小沢氏に首相は無理だとの認識を示唆したといいます。確かにそうですよね。民主党さん、万が一ってこともあるわけですから真剣に考えないと。そんなに小沢さんにこだわる必要があるのでしょうか。昨年の大連立事件の時に本人が「辞める!」って言ったのを、なぜ引き止めたんでしょうか。人材の手薄さがすべてといえばすべてなんでしょうが…。

先の北側氏さらに続けて、「麻生(太郎首相)さんは本当に元気だ。若々しく思うし、気力も充実している」と首相を持ち上げていたとか。片や“半病人”の虚弱体質、片や元気元気で連日“飲んだくれ”坊ちゃん。どちらも国民にとって、○をくれるには心もとない状況ですよね。