日本一“熱い街”熊谷の社長日記

組織論の立場から企業の“あるべき”と“やってはいけない”を考える企業アナリスト~大関暁夫の言いっぱなしダイアリー~

<NEWS雑感> ~ 10・14号 「東証反発、NHK、三浦元社長」

2008-10-14 | ニュース雑感
●東証:終値1171円高…上昇率、戦後最大●

どこまで行くのか“底なし”を予感させた金融危機関連での株価暴落が一転。G7の協調危機回避策提示で、前日のNYダウの大幅反発を受けて、続落続きの東京株式市場も大きく反発しました。本日のNYも続伸気配のようです。でもこれで安心?

私は不安です。本日中川財政・金融担当大臣が会見で話をした総理からの金融危機を受けての対策指示ですが、地銀への公的資金導入が柱で肝心の中小企業向け貸し渋り対策は触れずじまい。大丈夫でしょうか。公的資金を注入しても貸し渋り対策にはなりません。貸し渋り対策がなけば、中小企業は窮地に追い込まれ、景気は低迷するに違いないのです。再度お願いです、その点しっかり頼みますよ。


●受信料、実質10%値下げへ=12年度実現で決着-NHK経営計画●

見出しとは関係なくいきなり余談ですが、NHKはなぜ民営化しないのか?大変疑問ですね。小泉改革でもしぶとく生き残った訳です。災害時の放送網確保とかが大義名分ですが、今や民放で十分すぎるほど確保できているのではないでしょうか。テレビ放送が始まったばかりの50年も前の話ならいざ知らず…。スポンサー化しなくとも、WOWWOWのように有料テレビ化すればよい訳です。地デジ化でスクランブル可能ですから。教育テレビは分割して、文部科学省傘下に残すでもいいと思います。

受信料うんぬんではなく、民法として出直して稼ぐことの大変さを身をもってNHK職員の皆さんに体験してもらいたいですね。使い込みだ、インサイダーだと、不祥事が続きのNHKは、やはり「親方日の丸体質」が染みついている訳で、それを直さない限り文化は変わらず同じことがまた起きると断言できます。2011年地デジスタートを機に、NHKの民営化を。もう一度考えましようよ。民にまかせられることは民にゆだねる、郵政すら民営化したのですからね。国民経済的にもプラスであると思いますが…。


●三浦和義元社長、突然の自殺●

少々手垢ネタです。“ロス疑惑”の三浦和義元社長が11日、移送先のロス警察署内で自殺したそうです。ここまで争ってきてなぜ今自殺?全く同機は分からないですね。一度は勝訴を勝ち取り、今年2月ロス警察執念の逮捕だったのですが、ここまで移送を拒み続けて戦う覚悟での移送。直後、全くそぶりをみせずにいきなリ自殺したとか。

元婚約者白石千鶴子さんの変死疑惑、元妻一美さんの銃撃死疑惑、はたまた水之江滝子さんの隠し子だったとかいう疑惑・・・。そしてなぜ今自殺?何ひとつとして分からず、最後まで疑惑続きの後味の悪い最期でした。すべて元社長の計算どおりなんでしょうか?今となっては知る由もなし。何を考えて何をしてきたのか、知るのは本人のみですから。関係者それぞれに意味の違う“落胆”報道を聞くにつけ、結局主役に翻弄され続けた事件を象徴しているようでした。

自殺による結論の封印は、三浦氏にとってのみのハッピーエンドという、彼のみが知るこの事件のコンセプトの暗喩だったのかもしれません。