御巣鷹山に行ってきました

いまから２５年前、お盆の時期で満員だった日航ジャンボ機が墜落し、５２０人もの
尊い命が亡くなりました。

私は事故当時の記憶はないのですが、本や映画を見て、なんでこのような事故が
起こったのか？なんで５２０人もの人が亡くなられたのか？という思いから
いろいろ調べたりしたのですが、まずは現場へ行って亡くなられた方々へ香華を
手向けてこようと思い、８月の下旬に行ってきました。



その日は、午前中に準備をし、車で３時間、群馬県の上野村へ到着しました。
まずは腹ごしらえということで、イノブタラーメンを食べました。




雲行きが怪しくなってきたので、食後すぐに出発。事前に役場から地図を入手して
いましたが、写真のような案内板が出ていたので、道に迷うことなく登山口へ到着
しました。




途中、雷雨になりましたが、登山口に着く頃にはピタッとやみました。
登山口には１０台程度とめられる駐車場があり、案内図と杖がありました。




登りはかなりきつく、遺族の方のために階段や手すりが設置されていました。
登山道の右手には川が流れており涼しそうな景色に癒されます。




途中には水飲み場やトイレもあり、遺族の方用の休憩所もありました。
事故が発生してから２５年、遺族の方も高齢化しており、山を登るのは大変です。






上の方に来ると、ところどころに墓標があり、事故当時亡くならた場所に
弔っているようです。ジャンボ機がバラバラになるほどの墜落の衝撃で
乗客の方も山のあちこちに投げ出されたかと思うと心が痛みます。




上り坂が終わると開けた場所「御巣鷹の尾根」に到着しました。
昇魂之碑と観音様がまつられていました。
　



傍らには、二度と事故が起こらないように、願い事がたくさん書かれていました。




昇魂之碑の近くに、小屋が建てられていました。




小屋の内部です。祭壇があり、お線香をあげることができます。
壁には亡くなられた方の写真や寄せ書きなどが飾られていました。






お線香をあげ、手をあわせて、亡くなられた方のご冥福と、このような事故が
二度と起こらないようにお祈りしました。
休憩するベンチにはたくさんの風車がありましたが、風もないのにいっせいに
回りはじめたような気がしました。