静聴雨読

歴史文化を読み解く

競馬改革試案・7

2014-01-13 19:14:34 | スポーツあれこれ

 

(1)ダート競馬の拡充

日本中央競馬会に問い合わせたところ、中央競馬における芝のレースとダートのレースの比率はほぼ50対50だという。このデータには驚いた。事前の予測では、芝のレースの比率が圧倒的に高いと思っていたからだ。

一方で、次のようなデータもある。

 重賞レースの比率: 芝88対ダート12

 GⅠレースの比率: 芝91対ダート  9

 つまり、格の高いレースでは芝のレースが圧倒的に多い。芝のレース優先の考え方がはっきりと出ている。この考え方を改めていかねばならない。

ヨーロッパの競馬は芝のレースが主体で、アメリカの競馬はダートのレースが主体だといわれている。このように、芝のレースとダートのレースはそれぞれの特徴を持ち、それぞれが興味深いレースなのだ。「ダート競馬の拡充」とタイトルに書いたが、正しくは「重賞レースやGⅠレースにおけるダート競馬の拡充」と表現しよう。  (2014/1)