静聴雨読

歴史文化を読み解く

LPレコード

2012-11-03 07:24:56 | 音楽の慰め

 

「先輩、折角名古屋までいらしたのなら、わが家に立ち寄ってください。LPレコードを聴いていただきたいです。」

「わかりました。」

「昔から買い溜めたクラシック音楽のLPレコードがあるんですが、レイカのレコードクリーナーとライラのスタイラスクリーナーを使って清掃したら、見違えるほどきれいな音が甦ったのですよ。」

「それは楽しみです。」

 

「何を聴かせましょうか?」

「オーディオの試聴には、室内楽とヴォーカルを聴くのがいいと思います。私の家では、シューベルト『アルペジョーネ・ソナタ』とマーラー『子どもの不思議な角笛』で試聴しています。」

「同じものはないので、モーツァルト『フルート四重奏曲』をまず聴きましょうか?」

「いいですね。」

 

「ずいぶん、まろやかな音が出ますね。」

「このタンノイのスピーカーは最近入れました。これは、気に入りました。」

「アンプのラックス507sは、見たところ、前面パネルのデザインは私のラックスのアンプと似ています。」

「これもずいぶん高かったのですが、思い切って買いました。」

「いいアンプは20年持ちますよ。」

 

「ヴォーカルを何か聴かせてください。」

「ディートリッヒ・フィッシャー・ディースカウの『冬の旅』があります。モノーラルですが。」

「いいですね。」

「ピアノはジェラルド・ムーア。」

「いいですね。まったく、無理なく、フィッシャー・ディースカウについていきますね。ただ、モノーラルらしく、音のヴォリューム感が今一つと感じます。」

 

「次回には、私のお皿を持参しましょう。それで、オーディオ・システムの実力を測定してみたらいかがでしょう。」

「怖いようでもあり、楽しみでもありますね。」

「私のオーディオ・システムは現在休止中ですが、再稼動したら、是非うちにも聴きにいらしてください。」  (2012/10)