尾崎まことの詩と写真★「ことばと光と影と」

不思議の森へあなたを訪ねて下さい。
「人生は正しいのです、どんな場合にも」(リルケ)
2005.10/22開設

詩「小石の中に」

2011年10月18日 23時27分31秒 | 新詩集

小石の中に小石の中に
しゃべってやまない
こころがある

人のなかに人のなかに
一生口をつぐむ
小石がある

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写真「あの頃チャンネル(2009年10月18日~2009年10月24日)」

2011年10月18日 23時22分03秒 | 尾崎まことの「写真館」
あの頃チャンネル(2009年10月18日~2009年10月24日)

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写真「コスモス」

2011年10月18日 23時11分24秒 | 尾崎まことの「写真館」

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写真「コスモスⅢ」

2011年10月18日 23時09分13秒 | 尾崎まことの「写真館」

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写真「コスモスⅡ」

2011年10月18日 23時03分34秒 | 尾崎まことの「写真館」

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詩「星と風の日記」

2011年10月18日 15時05分00秒 | 新詩集
深夜星々のあいだを
冷たい風が川のように流れてゆき
その下の国道を
トラックが過ぎてゆく
たとえば
妻の手作りのサンドイッチを
その運転手がほおばっていたとしても
それはとても自然なことでなの
誰も日記に書かない

深夜ベッドの上で
疲れ切り
寝いっている男が
今でもある女を 
死ぬほど愛していて
殺すほど憎んでいて
同時に
その女を
二度と思い出せなくても
それはとても自然なことなので
誰も日記に書かない

その日の星々と
川のように流れている風の他は

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詩「新しいひとのように」

2011年10月18日 14時38分57秒 | 詩の習作
いま 
花にふれる 
生まれたばかりの新しいひとのように
きょうも 
花にふれる 
生まれなかったひとのように

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花だよ

2011年10月17日 10時32分49秒 | 新詩集


君は
空と海との間の
斜面を背にして言った

せがまれたので
ちょっとおこって
ほら
花だよ

地球のかすり傷にしか見えなかった
僕は傷から生まれたのだ

もう一度
空と海との間で
言ってほしいと思う

今ならわかる
いのちは
すべて花から生まれる

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写真「コスモス」

2011年10月17日 10時24分55秒 | 新詩集

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暗い箱

2011年10月16日 23時55分49秒 | 詩の習作
あちらを
こちらに
閉じ込める
なんて

もう
こんな
バカな
ことは
やめにしようと

すべてを
風景に
しよううなんて

僕は
カメラじゃ
ないんだから

生きてるうちから
僕を
あちらに
するなんて

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2011年10月16日 23時41分19秒 | 詩の習作
つまり
ひとは
ひとりの
岬である

振り返らない

いつも
海を
見ている

草のかわりに
潮風に
髪を
なびかせている

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