尾崎まことの詩と写真★「ことばと光と影と」

不思議の森へあなたを訪ねて下さい。
「人生は正しいのです、どんな場合にも」(リルケ)
2005.10/22開設

蛍を放そう

2008年12月29日 15時53分19秒 | 詩の習作
あなた

わたし
と、の闇

蛍を放そう

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「中之島夜景」

2008年12月29日 01時38分40秒 | 尾崎まことの「写真館」
「中之島夜景」

自分よりも風景の実在が信じられる夜、というものがあります。
それは忘れられない夢に似ていて、白い伝書鳩のように、かならず私という場所にもどってきます。

(f8、1/2秒:フジフィルムS5プロ、三脚なかったので橋の手すりに押いて 撮影しました)

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饒舌

2008年12月29日 01時14分54秒 | 詩の習作

誰しも
黙りこんで生きているくせに
黙って死ぬことは
できないでいるね

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天使が鈴を振る

2008年12月29日 00時12分30秒 | 詩の習作
この愛が
一生に一度きりってことを
証明するために
人は
何度でも愛してしまうんだよ
みごとに証明が終われば
たくさんの天使たちが降りてきて
金と銀の鈴を振るんだ
それから


それから?

うん、ひとりぼっちさ

いいかい
たとえ
ひとりぼっちでも
毎日愛して
毎晩死ぬんだよ
こんなふうにね
鈴の音を聞いてしまったら
それだけが
人の仕事だよ

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