連日の猛暑に、庭は乾燥しきっている。
日に日に、背丈を伸ばしながら、高砂百合は生気のない蕾をつけて、庭のあちこちに立っていた。
哀れな姿で。
開花は無理だろうと思っていたのに、今夕、二つの花が、涼やかに咲いた。
猛暑を堪え忍んで生きているのは、私ばかりではない。
百合も精一杯、辛抱強く命を育み、開花に至ったに違いない。
かそけき風の音に、秋近しと感じつつ、花を愛でた。
シロシキブのたわんだ枝に、蝉の抜け殻があるのに気づいた。
どんなプロセスを経て、この枝にたどり着き、脱皮したのだろう?
殻は、小型である。
クマゼミやアブラゼミではないだろう。
昆虫図鑑で調べてみた。
が、違いが分かりにくい。
ヒグラシ? あるいはツクツクボウシ?
日に日に、背丈を伸ばしながら、高砂百合は生気のない蕾をつけて、庭のあちこちに立っていた。
哀れな姿で。
開花は無理だろうと思っていたのに、今夕、二つの花が、涼やかに咲いた。
猛暑を堪え忍んで生きているのは、私ばかりではない。
百合も精一杯、辛抱強く命を育み、開花に至ったに違いない。
かそけき風の音に、秋近しと感じつつ、花を愛でた。
シロシキブのたわんだ枝に、蝉の抜け殻があるのに気づいた。
どんなプロセスを経て、この枝にたどり着き、脱皮したのだろう?
殻は、小型である。
クマゼミやアブラゼミではないだろう。
昆虫図鑑で調べてみた。
が、違いが分かりにくい。
ヒグラシ? あるいはツクツクボウシ?