ぶらぶら人生

心の呟き

小林一茶の俳句

2019-01-10 | 身辺雑記
 宗左近著『小林一茶』を書棚に返すにあたって、本の末尾に収められた<一茶俳句索引>を改めて読んでみた。
 小林一茶は生涯に二万句を詠んだといわれている。
 本書では、宗左近さんのお目にかなった330句が、鑑賞の対象となっている。そして、それらの句が、索引では、五十音順にまとめてある。

 330句を読み返し、私自身が、身近に感じた句を拾い上げてみた。

   青空に指で字をかく秋の暮
   仰のけに寝て鳴にけり秋の蝉
   有明や月より丸き棄氷
   生残り生残りたる寒さかな
   うつくしやせうじの穴の天の川
   梅しんとしておのづから頭が下る
   けふからは日本の雁ぞ楽に寝よ
   死支度致せ致せと桜哉
   死下手と又も見られん桜花
   涼風の曲りくねって来たりけり
   大の字に寝て涼しさよ淋しさよ
   焚くほどは風がくれたるおち葉哉
   手枕や蝶は毎日来てくれる
   遠山が目玉にうつるとんぼ哉
   猫の子がちょいと押へるおち葉哉
   人のなす罪より低し雲の峯
   古壁やどの穴からも秋の月
   ほたるよぶよこ顔過るほたる哉
   目出度さもちう位也おらが春
   夕風や社の氷柱灯のうつる


 選んだ数が、偶然20句となった。
 一茶の句は大方は分かりやすい。それでいて、なかなか奥深い。
 それは、一つの大きな魅力であろう。
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