先日、お彼岸の中日に、三隅公園に立ち寄った。
その際、濃い紅色の、小さな釣鐘型の花々が密集している木の下に立った。(このことは、先日のブログに書いた。)今日は、その後日譚である。
昨年も、三隅公園で眺めた花であった。
今年は開花が早かったせいか、落花した花が、木の下の地面を紅に染めていた。
花びらではなく、花ごと落ちている。
それは、ハラハラと舞い散る桜のイメージではない。
「これ、桜?」
と、言いつつ、妹一家と見上げたのだった。
翌朝のテレビで、桜の種類を紹介していた。その数、300種もある、と。
その中に、前日、三隅公園で見た、濃紅色の桜もあった。
<寒緋桜>であると、紹介していた。(写真)
そういえば、昨年も、その名をテレビで聞き知ったような気がする。それなのに、それをすっかり忘れ、今年もまた、<桜かしら? なんという種類かしら?>などと、頭を傾げて眺めたのだった。
テレビで<寒緋桜>であると知った日、妹と電話で話す機会があった。
妹も、その朝、同じ番組を見たらしく、
「あれ、寒緋桜でしたね」
と、言った。
「去年も、あの花を見た後、その名を知ったのではなかったかしら?」
と、私。
「そうね。……知っては忘れ、毎年、感動を新たにしてたら、いいんじゃない…」
と、妹。
しかし、来春、同じ桜にめぐり合えば、三たび頭を傾げることはないのではあるまいか?
いくら記憶力が衰えてきたとはいえ、<寒緋桜>(<緋寒桜>ともいう)の名を、おそらくもう忘れはしないだろう!
春に先がけ、まだ寒さの残るころ、緋色に咲く花と記憶すれば……。
その際、濃い紅色の、小さな釣鐘型の花々が密集している木の下に立った。(このことは、先日のブログに書いた。)今日は、その後日譚である。
昨年も、三隅公園で眺めた花であった。
今年は開花が早かったせいか、落花した花が、木の下の地面を紅に染めていた。
花びらではなく、花ごと落ちている。
それは、ハラハラと舞い散る桜のイメージではない。
「これ、桜?」
と、言いつつ、妹一家と見上げたのだった。
翌朝のテレビで、桜の種類を紹介していた。その数、300種もある、と。
その中に、前日、三隅公園で見た、濃紅色の桜もあった。
<寒緋桜>であると、紹介していた。(写真)
そういえば、昨年も、その名をテレビで聞き知ったような気がする。それなのに、それをすっかり忘れ、今年もまた、<桜かしら? なんという種類かしら?>などと、頭を傾げて眺めたのだった。
テレビで<寒緋桜>であると知った日、妹と電話で話す機会があった。
妹も、その朝、同じ番組を見たらしく、
「あれ、寒緋桜でしたね」
と、言った。
「去年も、あの花を見た後、その名を知ったのではなかったかしら?」
と、私。
「そうね。……知っては忘れ、毎年、感動を新たにしてたら、いいんじゃない…」
と、妹。
しかし、来春、同じ桜にめぐり合えば、三たび頭を傾げることはないのではあるまいか?
いくら記憶力が衰えてきたとはいえ、<寒緋桜>(<緋寒桜>ともいう)の名を、おそらくもう忘れはしないだろう!
春に先がけ、まだ寒さの残るころ、緋色に咲く花と記憶すれば……。