ぶらぶら人生

心の呟き

『アホラ詩集』を読む

2013-05-21 | 身辺雑記
 今日、『アホラ詩集』(やなせたかし著)が届いた。
 言葉と絵を愉しむ。

       

 その中から、特に気にいった詩画を、三つ引用した。
 以下、<ジタバタ><好日佳眠><数詩>。
 やなせさんは、擬音語・擬態語の使い方がうまい。ジタバタ、ドタバタなど。

    

    

     

 絵のない二つの詩も、書き止めておこう。
 1919年生まれの、やなせさんの心境が、身近なものに感じられる。
 しかし、悲壮感のないところがいい。
 だから、老いの日々を、深刻に悩むことなく生きてゆけるのだろう。

 
        ややや 

   やややや

     鏡にうつる
       しょぼくれ爺さんは
    俺ではないか

    やややや
     やりきれない 
       やるせない
    昨日少年
    今日爺さん
  
   やややや

    天命つきる日
      近づきにけり
   眼にもとまらぬ
     瞬間芸

       やややや


  
       ラストコース

      老化現象というものは
       いやはや
        K点をこえると
         突然
        ものすごく速くなりますね
    ありゃりゃりゃ
       おわかれの
         ごあいさつも
           できそうにない
      疾風のごとく
         人生がおしまい
        あっけない 
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