ぶらぶら人生

心の呟き

絵手紙

2009-02-23 | 身辺雑記
 優しい日差しが、雲間から漏れている。
 朝の雨は、完全に上がったらしい。
 近くのスーパーで買い物をして帰ってみると、郵便物が届いていた。
 その中の1通が、絵手紙であった。差出人は、半世紀前の知己。
 思いがけず届いた絵手紙である。(写真)
 添えられた文面は、水仙の絵の余白に、以下のように記されていた。

 「お元気でいらっしゃい
         ますか
         そちら               
         今頃
          雪
         でしょうか
       家の
        庭に
         咲いた
          水仙
           です
  絵手紙を習い始めて
   一年足らず
   書いてみました
    この香りを届けられたら…… 」(落款)

 和紙のおおよそのサイズは、縦32、横40cm。このサイズに、正式な呼び名があるのかどうか。一枚が角封筒大に折りたたまれ、その一面に、宛名と差出人が記されていた。ホッチキスで、二箇所が止められて。こうした形式の郵便物も初めてである。
 絵手紙の上手下手は分からないけれど、窓辺の日差しのような暖かさが、心に届いた。
 懐かしい思いで、絵手紙を眺め、私は、自ら撮影した石見の水仙を葉書に添えて近況を報じ、返信をしたためた。   


              
コメント
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