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摂食障害センター設立に向けての第一回講演会

2012-10-06 21:51:42 | 墓守娘の宴
昨日10月5日、政策研究大学院大学で開催された「摂食障害センター設立に向けての第一回講演会」に参加させて頂いた。

42年前摂食障害の症状を発症した、摂食障害界「お局様」の私としては「半世紀遅い!」と、言いたいところだが、、、こうやって、目の前で公的摂食障害センター設立の構想が、具体化している様を見ると「これって現実?それとも夢?」って感じだった。

センター設立には賛否両論あるだろう。私自身も賛否両論ある。

「摂食障害」と言う言葉が、公の場で語られている。もう、無視できない現実なのだ。
それを自分の中ではっきりと確認できた。その事に大きな意味があるのだろう。

講演会終了後、全国の摂食障害自助グループが自主的に開催した「集まりの会~摂食障害グループ連絡会~」が開かれ、こちらには「墓守娘の宴」代表で参加した。

「墓守娘の宴」が摂食障害の自助グループなのか?と思われるかもしれないが、この会を立ち上げる大きなきっかけとなったのが「摂食障害者の家族の会・やどかり」メンバーとの出会いなのだ。

もう、10年近く前の事だ。

私と同世代の女性達。
自分の子供が摂食障害を発症し、何年も治療方法が見つからずやっとつながった自助グループ。

そのフォーラムで私が「摂食障害当事者」としてメッセージを語った。


母親として自分の子供を何とか立ち直せたい、親としてその為に何をすれば良いのか?
そんな思いで一杯だったけれど、、、本当に問題を抱えていたのは、子供では無く自分自身だった。

それに気付いた時、その思いの行き場が無い。

行き場が欲しい。
行き場がなければこの強い思いは、歪んだ形で、様々な形で周りの人間に影響を及ぼす。

負の連鎖は私達世代で終わりにしたい。せめて怒りは怒りとして、苦しみは苦しみとして、悲しみは悲しみとして自覚したい。それを語る言葉を持ちたい。

こうして「墓守娘の宴」が生まれた。


いつも思う。
「お母さん、あなたの苦しみや悲しみは何?」「あなたは、自分の親、自分のパートナー、自分の子供に何を求めて何に裏切られた?そして何に傷ついたの?」

最後に「あなたは良く頑張って来たよ!私達、ここまで良くやって来たよね!」って言われたいし、言いたい。
それ位は許されるでしょう?


と、まぁ偉そうな事を書いたが、講演会と集まりが終わった時は「ぐちゃぐちゃのよれよれ」状態だった。

どこかで頭を切り替えないと、家には帰れない。

同じく会に参加した遠方より来た仲間である友人と、お酒を飲んで食事してしゃべりまくる。
久しぶりに酔った。

彼女とも初めて会った時、抱き合って泣いた。

帰りは終電。

楽しかった。
こういう時が持てるのなら、、、摂食障害も捨てたものじゃない。















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