おもいつくままに

身の回りのことや世の中のことについて、思い付いたことや気付いたことを記す

ついに日本一

2006年10月28日 01時23分16秒 | Weblog
日本シリーズもあれよあれよと4連勝。ついに日本一になった。

四半世紀前にリーグ優勝を決めた後楽園球場のプレーオフはがらがらだった。一塁側内野席でみていたのだが、ゲーム終了少し前からネット裏席へのドアが開放され、みんなでネット裏に集まって、江夏の投球に「あと一球」と叫んでいた。

巨人との日本シリーズは、ホームではあるものの球場のほとんどは巨人ファンで、応援できたのは外野の応援団の周りだけという寂しさだった。

前回のリーグ優勝から考えると、札幌ドームを埋め尽くした日本ハムファンの応援は夢のようだ。久しく球場に足を運んでいなかったが、ドームの観客全体が一体となったレギュラーシーズン最終戦の観戦はとても楽しかった。

貧乏球団がここまで来れたのは、監督と選手の努力はもちろんだが、球団経営や誘致してくれた地元の関係者の力なしには達成でなかったように思う。

しかしまあ、昨年パリーグ5位のチームが日本一になったこの1か月は奇跡といっていい。8月22日にシーズン最終戦(9/27)のチケットを買ったのは、シーズンを3位で通過してプレーオフに進める可能性が高いと思ったからだ。最終戦の1週間前までは、3位通過だろうと思っていたのが、最終戦で1位通過が決まり大騒ぎとなった。それからは、もう負ける感じがしなかった。

というのは、このチームは今年が最後という思いがチームにみなぎっていたからだ。新庄の引退だけでなく、小笠原もFAを取得する年であるし、来年は全く違うチームになることは誰にも想像できる。今年でなければだめだという意識でチームが本当に一丸となっていた。

日本一で選手の年棒が大幅にアップすれば貧乏球団がスター選手をそうそう雇えなくなる。さらにヒルマン監督がふるさとでメジャーの監督になれば、もうがらりと違ったチームになるだろう。

なんだか、夢が終わって、監督探しが必要になりそうだ。高田GMが監督に復帰してもいいけれど、せっかくフロントがしっかりしたので、ファンを大切にする華のある監督が見つかるといいのだが。

なんとなく、今日は祭りのあとの寂しさを感じる。
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