退職オヤジのひとりごと

退職オヤジが直面する新しい日々…感動か困惑か?
カオスの日々を綴ります

緒方貞子回顧録

2021年12月03日 04時23分22秒 | 本を読みました


『聞き書 緒方貞子回顧録』という本を読みました。

緒方貞子さんは、言わずと知れた日本人初の国連難民高等弁務官です。


内容は、緒方さんに行われた30時間ものインタビューをまとめたもので、概ね時系列にまとめてあります。


曾祖父が5.15事件の犬養毅総理大臣であることも驚きましたが、現場主義の行動力がとてもすごくて印象的でした。

頭が良く能力のある人が、私欲を捨て他人のために力を尽くそうとすると、こうなるんだなと思いました。

そして、あの中村哲氏に通じるものを感じました。

 


多くの言葉が心に刺さり、記憶に残りました。

『日本では国際問題を、人間の問題ではなく国家の問題として考えてしまう』
『国内避難民(国外に逃げていないので、国連が保護できない人たち)』
『日本の女性は元気です。男性は縮こまった人が多い』
『多様性こそが組織を活動的にする』
『中国にも日本にも忘れてほしくないのは・・・中国に攻め入った過去があるからこそ、日本は中国を支援し続けたのです』
『難民は種々の紛争から生まれますが、それを加速させるのは政治の貧困です。しかし同時に、難民問題を本当の意味で解決するのも政治にしかできないことなのです』
『(今日の日本について)戦略的思考なんて考えたこともない、内向きの人ばかりになってしまったのではないですか。安定を壊さないように、なるべく現状維持に努める政治家か、そうでなければ、先のことを全く考えずに発言して、安定を壊してしまう政治家がいるだけです。』
『世界全体の変動をつかまえて状況を動かしていような人(政治家)は、日本のどこにいるのでしょうか。』

等々。

 


今の若い人たちに、是非読んでほしい一冊でした。


読んで本当に良かったです。

 

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