適菜収氏の『 安部晋三の正体 』という本を読みました。
これも本屋さんで目について衝動買いをしてしまいました。
内容は、
はじめに 「危機状況」を直視せよ
第一章 安部晋三とは何だったのか?
第二章 「外交の安倍」の実態
第三章 デタラメな経済政策
第四章 幼稚な政治観
第五章 嘘・デマの数々
第六章 バカ発言
第七章 安部晋三関連事件
第八章 カルト、統一教会、反社、維新
第九章 歴史修正主義
第十章 憲法破壊
おわりに 安倍の神格化
文章表現が過激に思えて、ちょっと読み進めるのにためらいを感じたのですが、最後まで読みました。
著者自身、本文の中で『私は一国の総理大臣にまで上りつめた人間に対し「バカ」ということばを使うのは控えるべきだと思っている・・・』と書いているが、事実を羅列している内容を読み進めるにつれ、著者が『・・・安倍という人物を表現するのに最も適した言葉は「バカ」であると言わざるを得ない』と言う気持ちもわかる気がしました。
それは、野田佳彦氏との党首討論での仕草や、東京五輪招致での虚偽発言で、私自身が感じていたことと一致したからです。
今思うのは、日本国民の一人として『本当に国葬は必要だったのか』ということです。
印象に残った言葉の一つに、
『過去に目を閉ざす者は結局のところ現在にも盲目となる』というドイツの大統領だったヴァイツゼッカー氏のことばがありました。
今の、「裏金問題」も、ことの本質を直視せず、いつの間にか「派閥問題」にすり替えられ、派閥改革や派閥解散で幕引きを目指す姿勢は、問題に対して盲目といえるのではないだろうか。
自分の思考が凝り固まらないようにするために、今度は「安部晋三回顧録」でも読んでみようと思ったりもしました。
悪は蔓延る。
差別も諍いもなくなりません。
元凶が消えても、同じことの繰り返しです。
だからその長さを過大評価するのは危険だと。
今は、そのことで大きな利益を得る人たちに担がれていたのかもしれないと思っています。
もう少し勉強してみます。
またよろしくお願いします。