関西クラッシク音楽散歩

クラッシク音楽の日記

歌劇「魔弾の射手」               兵庫県立芸術文化センター

2017-10-30 23:43:09 | 日記

10/29 関西二期会第88回オペラ公演、ウエーバー:歌劇「魔弾の射手」関西では珍しい、’99年10月バーデン市立劇場公演(神戸国際会館こくさいホール)以後聴いていないので有り難いです。 オットカー侯爵:黒田まさき及びクーノ:橘 茂、楽しめました。 エンヒエン:末廣亜矢子本日一番輝いていました。 悪魔ザミエル・隠者:片桐直樹、一幕から三幕まで狂言回しとして好演、いつも歌唱で満足するのですが、本日は演技でも大満足。 アガーテ:老田裕子及びマックス:竹内直紀いずれもやや弱い。 このため「魔弾の射手」の聴きどころ「狩人たちの合唱」等の合唱に期待したのですが普通でした。 舞台装置は三角形を乗せた大きな台が舞台前方に二つあるのみで簡単、二幕以降は中央後方に悪魔の部屋が空間に設置されて面白かった。 指揮:キンボー・イシイ、関西フィルハーモニー管弦楽団で演奏には満足でした。 終演後、出演者がメークのままロビーに出て来て観客を見送り、歓談していました。 私も片桐直樹(悪魔ザミエル)の写真を撮らせて貰うなど、やや不満だった本日の公演、出演者の気配りに満足して帰宅しました。


歌劇「ノルマ」               びわ湖ホール

2017-10-30 16:53:29 | 日記

10/28ベッリーニ:歌劇「ノルマ」、「沼尻竜典オペラセレクション」として共同制作公演を昨年から開始していますが、昨年は「ドン・パスクワーレ」アントニーノ・シラグーザ他、本年は「ノルマ」マリエッラ・デヴィーア他世界的な歌手が出演し、チケットも安く関西では信じられないほど恵まれた公演で、びわ湖ホール及び沼尻竜典の努力に感謝します。 ノルマ:マリエッラ・デヴィーア、初来日’91年10月リサイタル(ザ・シンフォニーホール)以来聴いていますが、関西でのオペラ出演は’10年1月「椿姫」(大阪厚生年金会館ホール)のみで、今回日本最後のオペラ公演が聴けたことは幸せです、年齢からやや心配したのですが、素晴らしいまだまだやれる、リサイタルで良いから今後も聴かせて欲しいです。 ポリオーネ: ステファン・ポップ及びアダルジーザ:ラウラ・ポルヴェレッリの両名も良いので、主役3人揃った高水準の公演、まさに有り難いです。 舞台装置は中央に円形の台を置き後方には階段状の壁があり、主役はほとんど全幕この円形の台の上で演ずるので、上手く節約した装置となっていました。 指揮:沼尻竜典、管弦楽:トウキョウ・ミタカ。フィルハーモニアの演奏にも満足しました。 こんなに沼尻竜典オペラセレクションが良いと、来年は何を聴かせて戴けるか、今から楽しみです。


大阪フィルハーモニー交響楽団、              フェスティバルホール

2017-10-21 18:38:26 | 日記

10/20 第512回定期演奏会、指揮:ラドミル・エリシュカ、チェコ出身のエリシュカ、大フィル定期演奏会で祖国の音楽家ドヴォルザーク、スメタナの作品を指揮して好評でしたので、今夜のオール・ドヴォルザークの演奏会に期待しました。 ドヴォルザーク:伝説曲作品59より第1~4曲、有名な「スラブ舞曲」などの後に作曲した曲で、民族色が濃く無く、気楽に聴けました。 ドヴォルザーク:テ・デウム、ソプラノ:木下美穂子、バリトン:青山 貴、合唱:大阪フィルハーモニー合唱団が加わっての演奏、定期演奏会でないと絶対聴けない珍しい曲を聴かせてもらい有り難いです。 ドヴォルザーク:交響曲第6番、ドヴォルザークの交響曲と言えば第9番「新世界より」が有名で観客が集めやすいが、’13年10月大フィル、’14年10月読響(ザ・シンフォニーホール)で演奏しており、今回は第6番になったので面白くかつ素晴らしい演奏を聴かせてもらい、高齢エリシュカ最後の訪日演奏会に会場は大いに沸きスタンディングオベーションで巨匠との別れを惜しみました。