慎さまの「終わりなき旅」

人生は終わりなき旅。
自分探しの旅の途中で、今想うことは何?

アーティストの孤独と苦悩

2018年07月22日 12時58分59秒 | 音楽

先月ニューアルバムを発表し、最近テレビ目にする機会の多い宇多田ヒカルさん。
NHKの“SONGS”と“プロフェッショナル”に出演していたのを観まして。

いろんな感想があるんですが、今回で彼女に対する個人的なイメージだいぶ変わりましたね。
キーワードで言えば「孤独」と「苦悩」でしょうか。

音楽プロデューサーの父と歌手の母を持つ彼女は、幼い頃からニューヨークをはじめ、
各地を転々とする事が多かったそうで、「自分には居場所がない」といつも感じてたらしい。

SONGS”でのピース又吉氏との対談で明かしていたのは、そんな彼女の「孤独」。
夢中になり没頭できたのが漫画であったり、音楽だったと。

恵まれた環境で育ち15歳でデビュー、メガヒットを打ち立てた彼女にもそんな一面があったんですね。
最近の宇多田さんの楽曲には、そんな身近な人への素直な気持ちを歌ったものが、そういえば多いような気がします。

そしてもうひとつは「苦悩」。

プロフェッショナル”ではニューアルバムのレコーディングを密着取材していましたが、当たり前の事ですが、
やっぱりアーティストが作品を生み出すというのは大変なんだなと。

イメージ的にはリズムと同時に、次々とメロディーが浮かんでくるのかと勝手に思ってましたが、
中には3年構想を温めている曲もあるんだとか。

音楽を作る事は自分と向き合う事」だと言っていましたが、その妥協を許さない姿勢には感動するものがありました。
こんなもんでいいか」がないんですよね。

そんな訳で改めて彼女の作品を聴き返してみたくなったワタシですが、きっとそこにはまた違う宇多田ヒカルがいるはず。
それでは、ニューアルバムに収録されている“あなた”を。

Shin

https://youtu.be/B25tW3A2HPM