うさの珍道中

株式、時事を中心としたジャンルにこだわらない話題を何の脈絡も無く勝手放題に。あっちへふらふら、こっちへふらふら

遠い国から

2006年10月24日 01時22分53秒 | 個別銘柄分析、比較など
今日お昼にニュースを見ていたらチョコレートの世界は大人をターゲットにしたチョコが売れ筋とか。
中にはひとつ飛び越えてシニアまでターゲットにした商品が・・・高齢化社会来るべきところまで来たかという印象を持たなくも無いですが、チョコレート市場は以外にも少子化にもかかわらず毎年少し拡大しているようで、主にバレンタインなどの大人需要を海外輸入チョコレートを中心に拡大している背景があるようです。
そういえば、バレンタインで貰えるチョコレートは勤め人をやめると中学生の時より少数しか貰えない物の、中学生の頃にいただいたチョコに比べ、質は非常に向上しています。まあもらう相手が、女子中学生から大人になっただけかも知れませんけど(笑)。
なんで突然チョコかというと、突然チョコが我が家にやってきたからで、それも輸入チョコというか日本に輸出しているのか?と問われれば全く輸出してなさそうな国から届きました。
さて、このチョコレート上述のテレビに出てきた高級路線、付加価値路線の日本の大手菓子メーカーの製品と同じチョコレートでありながら細かいところでやはり工業レベルの差というか産業の成熟度の差が感じられる物のひとつです。
そもそもチョコレートというのはたいていの場合どこの国でも売っているもので、
定番のお土産であまりそこから風土が感じられるものではありませんが、一度欧州で暮らしたことがあるならば、彼らの無茶無茶な甘い物好き、チョコ好きに圧巻というか、日本人の脆弱な内臓でそのまま同じように食ってたら糖尿病か虫歯がいいところではないかと思わなくもないです。
概して、異人種である友達に聞くとそれぞれの生国のチョコが一番美味しいとをプッシュします。しかし、正直な話、僕にはどれがどう違うのか良くわからないと思ったのですがまあ、確かにパリのチョコ職人はレベルが高いし、ベルギー、スイス、イタリア、ドイツなどどこのチョコも有名で美味しいです。それ以外のスウェーデンやフィンランド、東欧諸国、ロシアなどもそれぞれお国のチョコがあるようで面白いですが、その原料であるカカオなどはたいていの場合は輸入ですのでその違いというのはむしろパッケージや生産過程での衛生状態などにお国柄というのがあるような気がします。
また、パッケージの裏を見ればどこに輸出しているか?どこに流通圏があるか?がわかってちょっと興味深いです。
今回届いたチョコレートが生産された国は、一時期民族主義政権が出来ましたが、その後共産党が政権を握り、ポピュリズム的な指導者の下、もはや天然記念物のような社会主義体制の生産がいかに・・・なものか理解できる生きた見本のような国で、一見すると写真のようにまともなパッケージで西側(死語)を意識した印象ですが、包装を解けばラップのような薄いビニールでチョコが雑に包まれているだけというものもあります。
また、裏側を見ると輸出先は主にロシア、ウクライナ、カザフスタンなど旧ソ連の比較的大き目の国家に輸出されています。
さて、これらの国ではさすがに2000年頃とまでとは違いチョコの包装やそもそもソレを売っているマーケット自体がかなり改善してきています。
農村はともかく、各国の主要都市ではかってのソビエトの面影は全くありません
したがって、生産品の品質にも関わらず輸出競争力があるということは、これらの国家よりもその生産国が経済状態が悪いということを意味します。
通貨は露骨にファンダメンタルを表すものだからです。
最近、日本円の実質レートが下がっています。
実質レートではプラザ合意以来の水準に達するほどとか。
個人的にはそんな昔は物心付く前なので日本がどんな状況だったかさっぱりわかりませんが来るとこまで来たという印象を持つ方も多いでしょう。
ですが、このチョコの生産された国よりは遥かにマシです。
ちなみに味の方は比較的美味しいです。
個人的にはベルギー辺りよりはこちらの方が絶対美味しいと思います。
ベルギーのチョコはユーロ高で高級品ですが、ちなみにこのチョコは冒頭のテレビに出てきた日本の高級チョコの値段に比べ大体6分の1以下の値段で売られています。なにしろ、ロシア人から見て安い物ですから・・・。
でも、この国が一度国際市場に出ればこのチョコは輸出品としてもうちょっと評価されるハズだと思っています。
まあ、親知らずの虫歯の方が先に警告を出してくれてますから、贈り物に込められた甘い想いだけにしておこうかなと思います(爆)
あの国の経済状態にも拘らず、人々はとても純情でそれがまた心を打ちます。
日本ではもう失われたものかもしれません。

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23 コメント

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あの野郎! (アッシュ)
2006-10-24 07:04:08
うささん、皆さん、こんにちわ。最近は映画(フラガール)、小説(蒼穹の昴)、TVドラマ(のだめカンタービレ)に熱中して、株価をチェックすることさえ忘れています。



今年初めに1年の相場を占って、「飛龍は乱高下しながら飛ぶ」という卦をここでも書いたのですが、自分では心から信じておらずホールドを続けていたら、えらい目に会いました。来年こそは言行一致を心がけたいと思います。ラピスラズリーに彫られた龍のペンダントを手に入れたので、株式投資の守護神にします。笑われるでしょうが、ユダヤ人投資家たちも太陽黒点の変化に注目して、相場を張る参考にしてきたようですから、それと似たようなものだとお考えください。(笑)



ユダヤ人投資家といえば、現在発売中の週刊現代にソロスのインタヴューが出ています。立ち読みで充分ですから、目を通されることをお薦めします。米中に比べて、日本はこれから相対的に上昇し、日本相場は買い、日本人はもっと自信を持てとのたまわっています。逆張りを得意とするあの野郎がそう言うからには、自分の仕込みは完了していて、日本人に買わせて相場をつり上げ、売り抜けるつもりに違いありません。
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難しい (どんきぃ)
2006-10-24 08:13:38
ダヴィンチ、吹いてきましたね。

ここまで急に吹くとは想像できなかったな。

前に書いたように12万がらみでそろそろ?と思って仕込んではいたのだが、北朝鮮で暴落して肝を冷やした直後からの暴騰はお見事。

今回は余裕が持てるように前回ポジの6割程度。株数を大幅に減らしての参戦です。



うさ氏はその中でも株数を増やして・・・カリスマ投資家ですね。

Y板で叩かれているパチ氏のように、もう余り株で儲けるチャンスはないと思っていますので、早く儲けて安定運用に切り替えたいところです。
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これはこれは (HTTPS)
2006-10-24 09:31:07
アッシュさん、お久しぶりです。

えらい目にあいましたか。笑

確かにダヴィ、7万だと今の半分ですからね~。

週刊現代、さっそく読んでみます。アッシュさんのあの野郎呼ばわり、笑えます。まあ仕込み完了なんでしょうね。

うささんのチョコの話も面白かったです。贈った人の想いの話の方が気になったりしますけど。笑
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Unknown (しょ)
2006-10-24 20:08:47
チョコに込められたあまーい想いですか。いや~ん

うささんたら色男w



すさんだ心を目にすることも多いですが、まだまだ残っていると私は思ってます。

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Unknown (うさ)
2006-10-24 22:14:40
kogumaさん



そうです、正直なところまた暴落してくれた方が安心して買えるし、なによりモット儲かる(笑)ので楽しいですよね。



ヤマモさん



ヤマモさんところネタが面白かったので書き込みしようとしたら禁止ワード設定で書き込みできなかったです。

ゴメンチャイ



フラットさん



なんてったって、悦び組みは男のロマン(アホ)ですよねー。

美人の国で独裁体制を引けるなんてちょっと憧れるような・・・(笑)



らうさん



上場後にダヴィほど成長するかは別にして、中期保有目指して1~2年持ってもいいかなという考えでしたが、それだけに成長株の絶対的な安値というのを妥協無く待ち続けますので無論、上場時からず~と見張っていました。

リバ取り狙いでは、ないです。



NGKさん



こちらこそこれからもよろしくお願いします。



けんさん



お久しぶりです。元気にしていますか?

北の将軍様はうらやましい・・・もとい困ったものです(笑)



単身赴任さん



フォークの神様ですな

弟子の方ばかりテレビに出ていますが(笑)



tommyさん



始めまして、よろしくお願いします。

さて、連結の範囲の話ですが、そもそもSPCは連結の範囲からはずすことを副目的としている面があるので当然全部は連結されないでしょうね。

ただ、重要性の程度、会社支配の状況などから連結に含めるかどうか決定されるということです。

まあ、多少連結会社数が増える程度の影響しかないかと思います。

(少なくとも全部が連結範囲に入るのはありえないと思います)

それよりも、日本企業の子会社の多さが、三角合併なので外国から注目されるように感じる今日この頃です。

それにもましてダヴィンチを始めアセット、パシフィック、ケネディのような成長株というのは、働いていて忙しい人程、向く投資先だと思います。

日々の株価を見てはダメな傾向が強いです。

それにしても海外を旅するうちに医師という職業は、世界中どこでも役に立つもので世界最強のポートフォリオであり、目の前の苦しむ人を救うことが出来る素晴らしい職業だと痛感しました。

そういった意味で大変素晴らしい投資だと思います。



にゃんぱちさん



常滑っていいところですよねー

むかし知多半島の内海というところに泳ぎに行ったら海が汚くてビックリした記憶がありますが、この前反対側の渥美半島に行ったら綺麗な海でビックリしました。



アッシュさん



ソロスというか彼の傘下のOOOOという会社が窓口になって日本で投資しているという情報は、3年ほど前から聞いています。

ここ最近動きを聞いていましたが、そういうのを話すのは個人的に職業倫理に反するので内緒にしてました。スミマセン。

まあ、リサ辺りはかなりソロスには関わっていますよ。

いやなに、日本が売り抜けられようとこっちもハンガリーで暴れれば良いのではないかと・・・(笑)

ちなみに、東欧で実際に聞き取りしましたらば、アッチの若い世代にソロスはめちゃ有名ですが、ジムロジャースの方はサッパリでしたね。



どんきぃさん



またまた、どんきぃさんこそ登場からのトレンドの読みはまた見事ですね。素晴らしい。

細かい日々の売り買いは所詮大勢にはホトンド影響しないんで、そういう視点こそ重要だと思います。

でもそのミクロの今日の取引、どんきぃさんのコメント出たから後場どうなるかな???と思ってたら、ドカ~ンと派手に・・・(笑)

どんきぃさん神話復活ってどっかで騒がれているような気もします(苦笑)



HTTPSさん



私も、HTTPさんが親知らず抜いた時に一緒に旅行した女の子が気になってます(笑)



しょさん



親知らずを抜く勇気はサッパリわいてこないんだけどねー(笑)

甘いものはその後にしないと・・・

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Unknown (ヤマモ)
2006-10-24 22:58:41
うささん、

こんばんは、絶好調のヤマモです(笑)

禁止ワードクリアしましたのでお時間ある時に

カキコ入らして下さいね!
返信する
パチさんの投稿 (kabu_no_karasawagi)
2006-10-25 23:24:12
Y板でのパチさんの投稿については、もう少し突っ込んだ意見が聞けたらいいな、と思っています。パチさん、是非ご意見をお聞かせください。



日銀による量的金融緩和、ゼロ金利政策は、デフレスパイラル的な不景気下での株高=金融相場を生み出し、日経平均を底打ちさせました。

そして今年4月の量的金融緩和の解除と7月のゼロ金利政策の停止により、「金利のない異常な状態」から「金利のある世界」へと進み、金融相場が終るとともに、いよいよ業績相場が始まりました。



前にも言いましたが、これはエリオット波動で見れば、第5波に相当し、サイクル的には最後の上げ相場になります。

その意味では、パチさんのいうように「株で儲けるチャンスは残り少ない」と言えるのかもしれませんが、一般に業績相場は金利の上昇と株価の上昇が同時に起こり、金融相場よりも強気相場となります。

フィナボッチ比率をこれに当てはめれば、第1波が8000円から12000円の4000円、第3波が12000円から17000円の5000円の上昇幅があるので、その1.6倍とすれば6500円から8000円の上昇幅となり、日経平均は23000円を目指す展開になるのではないかと思います。



その後、景気過熱やインフレを抑制するために金利は大きく上げられ、資金は市場から吸い上げられて逆金融相場となります。景気は次第に落ち込み、企業の下方修正が現れるようになれば、逆業績相場となって、株式市場に氷河期が訪れることとなります。



といっても現代は世界に戦争が常態化し、巨大な過剰流動性がバブルを作っては崩壊をもたらす時代です。このサイクルも変形しながらの輪廻転生を演じるのだろうと思います。



さてアメリカの今のドル高と株高は、明らかに11月7日の米大統領選のために作られた相場なのでしょう。

結果はどうなるにせよ、その後は経済のファンダメンタルズに沿う形で、ドル安と株安が訪れるのではないかと思います。

その見通しが、パチさんのダウ・ナス天井説の背景なのだと思いますが、しかし、わたしは11月が最後の売り場となるとは思っていません。(不動産流動化は金利上昇の影響を受けるかもしれませんが)

アメリカの景気後退と利下げ、日本の景気上昇と利上げで、日米間の金利格差は縮小し、円高=ドル安の方向で推移すれば、当然世界のマネーは再び日本に流入するのではないでしょうか?



更に2007年は商法改正により、外資による日本企業の買収が本格化する年です。今日も伊藤園によるタリーズの買収が報道されていましたが、王子製紙による北越製紙のTOBやフタタをめぐるアオキとコナカの衝突、鉄鋼や食品、医療の1兆円企業の再編などM&Aの動きは台風の目になることは間違いないでしょう。

トヨタをはじめこの間上昇している優良株は、自社株買いをしているだけでなく、筆頭株主が自社であり、M&A対策として自社株買い=株高政策は、生き残るために絶対に必要になってきます。

更に、郵政株が市場に放出されれば、それを狙った外資やヘッジファンドが買いに入ってくるでしょう。当然、郵政株を高く買わせるためには、公共株を上げざるをえないのではないでしょうか。



そしてなによりも北朝鮮問題に見られるアジアでの緊張は、特需を予感させるものがあります。

倫理的にははしたないことかもしれませんが、実際のところイラク戦争によって日本は潤ったのであり、量的金融緩和がアメリカのイラク戦費の後ろ盾になったことは否定できないでしょう。



先々のことはわからない、確かにそのとおりですが、今の段階では、わたしはそれほど悲観的ではありません。

流動化銘柄はどうなるかわかりませんが、業績の良い企業の新高値を追っていく価値は十分あると考えています。





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自動車株バスケット (HTTPS)
2006-10-26 09:45:50
ちょい遅いかもしれませんが、世界的な業界再編、エネルギー技術のパラダイム変化を見越して、どんきぃさんの銀行株バスケットならぬ自動車株バスケットというのはどうでしょうか。

自分で買ってから書き込むべきですが・・・。
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アクセル (kabukabu)
2006-10-27 00:49:20
今日は最後の買い場かと。。。
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Unknown (koguma)
2006-10-27 00:57:25
8942のシンプレクスですが。明日暴落するようなら第二のアーバンというか、柳の下の二匹目のどじょう狙いで果敢に行きたいと思います。既視観があるので、暴落後の鋭角的戻りを期待します。同じ考えの方いますか。できればこの戦略のリスクについて多角的にご指摘ください。リスクとの兼ね合いで投下する金額など決めるつもりです。
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