欧場のひとりごと。

ヘタレゲーマー欧場 豪(おうば ごう)による音楽、パソコン、ゲーム、マンガなどなどの気ままな話題のブログ。

やらなきゃ損、損!逆転裁判。

2006-06-11 13:14:42 | ゲーム
さて、今回は私のイチオシである「逆転裁判」についてです。
テキスト形式のアドベンチャーゲームって、現在はビジュアル重視のいわゆるノベルゲームにシフトしてしまってすっかり廃れたものだと思っていたのですが、「逆転裁判」はまったく古さを感じさせませんねえ…。
有体に言えば故・横井軍平氏いわくの「枯れた技術の水平思考」ということになるのでしょうが、むしろテキストアドベンチャーを成立させるいいアイディアを出せる人と、それを提供する場が少なくなっていただけと言えるかもしれません。(最近のゲーム業界では後者のケースが多そうですけどね…)

私がこのシリーズにハマったのはちょっと遅くて、既にゲームボーイアドバンス版1~3が発売された後のことでした。
最初はタイトルに「裁判」と付いているためか、どことなくおカタいイメージがあったのですが…。
いざ実際にやってみると面白いんだなあ、これが。
尋問で証拠をつきつける爽快感、物語の進行を実感できる演出(時刻が表示されたりBGMが変化したり)、随所にちりばめられたお遊び要素、キャラの個性的なアクションなどなど…。


現在、我が家にある逆転裁判シリーズ。
写真中のNDSに差さっているのはGBA版の「逆転裁判1」。


特に、ゲームブックにハマったことのある人や、あのゲームにハマった世代なら間違いなく「逆転裁判」にハマるでしょうね。
ほら、あのゲームですよ。

ボス「ここだよ、ここ!

ヤス「わっ! むしめがねで たいようを
   みては いけないって、 がっこうで
   ならったでしょう。 ボス!



このゲーム。

そう、現在ではドラクエの方が有名になってしまいましたが、堀井雄二氏の代表作、ポートピア連続殺人事件です。(ちなみにパソコン版のヤスは関西弁ですけど)
殺人事件の解決がメインテーマでありながら、「もんすたあ さぷらいずど ゆう」をはじめ、警察が電話に出たり、ヤスをいじるたびにいちいち反応が返ってきたりとツボを抑えた「笑い」の要素も盛りだくさん。
この流れで後にファミコン探偵倶楽部がマイフェイバリットゲームに加わってくるのですが…。

とにかく、GBAやNDSを持っているのなら「逆転裁判」はやらなきゃ損、損!ですよ。(「SON SON」ってのは昔あったカプコンのゲーム…って、関係ないですね)


ところで、久しぶりにポートピアの取扱説明書を読み返していたら、時代を反映してか内容が随分とふるっていたので、最後に紹介させていただきます。

Q.『ひと しらべろ』と命令したら、誰を調べるかのところに、知らない名前がでてきました。
これは誰ですか?

A.そんなバカなことはありません。
それは、誰かのいったセリフをよく読んでいなかった証拠です。
せっかく話をしてくれたセリフを読みとばしたりせず、新しいことがわかったら、こまめにメモをするようにしましょう。
根性のいる作業ですが、その根性がなければ、とても事件を解決できません。
人間関係などは、紙に図解して、自分なりに整理してみましょう。


プレイヤーに説教をたれるなんて、現代ならクレームのメールでサーバダウンしかねませんが。(苦笑)