福島応援プロジェクト茨城

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いばらき未来会議発足記念「松田文夫講演会」

2020年10月14日 | 保養
私たちは今年9月,「いばらき未来会議」を発足させました。
 原発のない安全な明るい社会の実現を目指す市民の活動体です。
発足を記念して「松田文夫講演会」を開催します。



東海村では,住民の意見を聞くこともないままに,東海第二原発の再稼働に向けての安全対策工事が着々と進められています。
 再稼働に対する県民の意思を可視化しようと,9万人近い県民が県民投票条例案の請求をしましたが,県議会はこれを否決してしまいました。
 いばらき未来会議は,原発廃炉を目指す市民運動グループの繋がりを強め,県民投票の署名活動をした人たちと連携して,原発NOの声を大きく上げていきたいと考えています。
今回の発足集会は,原子力規制庁の不正調達を告発された松田文夫氏を講師にお招きし,福島の汚染地区の住民が20mSvの被ばくの限度に基づき帰還を強制されている法律無視の実態についてお話を伺い,原発の非人道性と
諸問題,再稼働について,皆様と一緒に考えたいと思います。  
    ご参加いただきたくご案内申し上げます。

11月15日(日)13:30開場14:00~16:00 
ザ・ヒロサワ・シティ会館 分館9号集会室
水戸市千波町東久保697 029-241-1166
共同代表 乾 康代・曽我 日出夫
事務所 300-4104土浦市沢辺792ともいき舎
荻 三枝子 080-5496-6261   zill_1@msn.com
小張 佐恵子 090-9108-0464   saekoobari@gmail.com


東京新聞茨城版 2020年8月3日記事 抜粋

私が東海第二の再稼働に反対するのは、恩知らずのそしりを免れないかもしれない。しかし、原子力規制委員会に申請中の特定重大事故等対処施設(テロ対策施設)が審査に通ったとしても、再稼働は容認できない。 規制委は、新規制基準を満たしても絶対的な安全性は確保できないと公言しており、事故が起きる可能性はあるからだ。
 原発事故が起きるとどうなるかは、福島の状況を見れば分かる。
 福島の住民は、積算放射線量が年間20ミリシーベルト以下になれば強制的に帰還させられ、被ばくさせられている。一方で原子力基本法は、原子力事業者に原子力施設の外側を年間1ミリシーベルト以下にするよう義務付けている。どこを探しても20ミリシーベルトまで被ばくして良いとする法律はない。福島では、国が率先して法律に違反していることは明らかだ。
 原電に所属しながら再稼働に反対するのは難しいだろうが、年間20ミリシーベルトのおかしさについて声を上げたり、福島の汚染地区を元通りに戻す手助けをしたりすることはできるはずだ。
 再稼働を進めたいのなら、まずは汚染地区に強制帰還させられている福島の人々に寄り添う姿を見せてほしい。かつて親切にしてもらった原電の皆さんに、心よりお願いしたい。
                  (聞き手・宮尾幹成)
松田文夫氏
プロフィール

1948年 東京都豊島区生まれ。
71年東京大工学部卒業。鉄鋼メーカー、旧原子力安全・保安院を経て、原子力規制庁技術参与。核燃料物質の輸送に関する安全審査などに携わった。
2018年2月「内部告発てんまつ記: 原子力規制庁の場合」出版。
2020年3月退職。
2020年5月「告発・原子力規制委員会−被ばくの実験台にされる子どもたち」出版。


いばらき未来会議 設立趣意書
 世界ではいま、再生可能エネルギーへの大胆なエネルギー転換への流れが加速しています。福島第一原発事故を起こした日本は、この事故から真摯に教訓を汲み取り、原発のない平和で明るい未来を拓き、安全な社会を目指していかなければなりません。 
 ところが茨城県では、東海第二原発が再稼働されようとしています。
 私たちは、原発は廃止すべきと考えます。そこで、原発再稼働問題に関する情報を多くの市民に提供し、互いに学び活動する場づくりを決意しました。
 再稼働に反対する諸団体と連携・協力し、反対運動を盛り上げていきます。
 私たちは、政治家に対して原発廃止に向けたさまざまな働きかけをしていきます。県知事や県内外の政治家に面会を求め、私たちの考えを訴え、さらに、国会で議論を起こすよう関係の国会議員へ働きかけます。
 県知事選挙をはじめとする自治体選挙や国政選挙へも取り組み、県民、国民の立場に立ち、原発廃止に真摯に取り組む自治体首長や国会議員の実現を目指した活動をします。
 原発の廃止は、エネルギー政策に留まらず、私たち市民のこれまでのライフスタイルを問う問題でもあります。原発廃止を確かな流れにするために、これらの問題の検討や活動にも取り組んでいきます。
   多くの市民が私たちの活動に参加することを呼びかけます。




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