ブレンド日記

世の中の出来事・木馬での出来事・映画の感想・本の感想・観るスポーツ等々ブレンドして書いてみました。

⑤「スラムドック$ミリオネラ」を見る

2010年02月21日 | 映画の事
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原題:SLUMDOG MILLIONAIRE
公開:2009/04/18
製作国:イギリス/アメリカ PG-12
上映時間:120分

監督:ダニー・ボイル
出演:デヴ・パテル、マドゥル・ミッタル、フリーダ・ピント、アニル・カプール、イルファン・カーン

 昨年度アカデミー賞8部門も受賞した作品。これは見なくちゃ映画を語れないでしょう。
というわけで、レンタルしました。

物語はデヴ・パテル扮するムンバイのストーリート育ちのジャマールがアニル・カプール扮する胡散臭い男が司会を務める「クイズ・ミリオネア」で10億ルピーを手にするまであと1問というところから始まる。最終問題は翌日。ジャマールはスタジオを去ろうとするが、彼はイカサマの疑いで警察に逮捕されてしまう。なぜなら彼は浮浪者の様な生活をしており、まともな教育も受けていないからだ。無実を晴らすためにジャマールはクイズ番組に出場する事になった経緯を語り始める。

物語だから、ケチつける気はないけど、ジャマールが次々と難問をクリアしていくごとにその答えにまつわるエピソードが流れ、彼の生い立ちそのものが答えになっているのだ。
こんなことってありえる?そう思ったけど、そんなことは見ている者にはお構いなしに話は進められていくのだ。
主人公のジャマールは、絶望的に貧しいスラム生活の中で、普通の人生の何倍もの体験と苦労を重ねてきた。だからこそ、学者でもわからないような難問の答えを知る機会も得ているというわけだ。彼の回答ひとつひとつに、これまでの半生の苦しみの思い出がこめられており、積み上げた賞金は彼の血と涙の結晶でもあるという・・・

でも、一つ言うなら、ジャマールはスラムドッグで、宗教のいさかいで母を亡くし、兄と二人生きていくために様々な目にあって、そんな中で、一人の少女を守ろうとして守れず、でも忘れられず、探し当てて救い出した直後に兄にも裏切られたった一人になる。すこしはまともな生活をしだし、落ち着いてきたら、やはり諦めきれずに少女を探し出そうとする。 そしてミリオネラに続いていくわけですが、結局ジャマールは「諦める」ということをしないで、やり遂げようとする力が強い。目の前で母が殺されても悲しむというより、その運命の流れの中で生きていこうとする、一つ一つを受け入れる力が強い、というのか、流れも糧にするというか。だから運命に翻弄されない。そういうの姿に、同情とか憐れみとかそういうものはいらないよ、言われているような気がしました。

うーーん、悪い映画じゃないと思うけど、私はもう感性が錆ついてしまって新しいものについていけなくなってしまったのか、アカデミー賞の作品賞には???と思い、まだ「グラントリノ」とか「チェンジリング」のほうが相応しいんじゃないか?そう思ってしまったというわけで・・・

でも8部門も受賞したのですね。
そうは言うものの恋人のラティカへはとても可愛かったです。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
私も... (mayumi)
2010-02-22 09:03:34
それなりに面白かったけど、アカデミー賞の評価ほどではないと思って観ました。
まぁ、アカデミー賞は ベルリンとかベネツィア カンヌの映画祭とは
性質が異なるし、作品の厳密な評価を期待すると
ちょっと違うのかも。
とはいえ、華やかな授賞式は 毎年楽しみですけど
今年は オリンピックを避けて 3/8なんですネ。

私も、昨年観た中では『チェンジリング』が かなり好きです。
ショーン・ペン主演の『ミルク』も良かった

國母くん...
私は 彼が非難を受けたスーツ姿を見ていないのだけど、
「いちいち五月蠅い事いうなぁ〜〜」というのが素直な感想。
日の丸を背負って...という考え方自体、彼の気持ちにそぐわないの
かもしれないし、ましてや 選手団全員で同じ服を着る事にも
戸惑いがあったのかも知れない。
彼なりに 工夫して着こなしたのだろうに、馬鹿馬鹿しい...と思った。

出来れば、最後の技をビシッと決めて欲しかったけど、
競技も面白かったし 難度の高い技と失敗は表裏一体ですものね。
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mayumiちゃん (その)
2010-02-22 11:05:25
>それなりに面白かったけど、アカデミー賞の評価ほどではないと思って観ました。

そうかぁ、やっぱり 同じ意見なんだ。良かったぁ・・
それなりに作品には人種差別とか、インドの貧民生活とか 宗教戦争とか、言おうとしていることはわかるですが、それでも軽いといった方がぴったり、アカデミーの選考の仕方も基準もよくわかりません。

「ミルク」これ見たい映画です。今度見ますね。

国母くん、今度はきちっとしたスタイルで帰国しましたよね。
いろいろと物議を醸し出したけど、siuちゃんもおっしゃってたけど、「HP」という競技を日本中に知らしめてくれたという功績はありますよね。
返信する