ブレンド日記

世の中の出来事・木馬での出来事・映画の感想・本の感想・観るスポーツ等々ブレンドして書いてみました。

遠近両用めがね

2010年07月22日 | 私ごと
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 眼鏡が壊れた。
私のメガネはいつも夏に壊れる。
汗かきなので低い鼻から滑り落ちるのが原因だ。
今回も孫とふざけていて 滑り落ちたところを誤ってふんづけたというわけ。

曲がってしまったメガネは かけても落ちるし、かといってメガネがないと両手をもがれたと同じくらい 何もできない私なのです。

私は自慢できるものは何もないけど、子供のころから目と歯だけが自慢だった。
特に目は どんなに薄暗い所で本を読んでも、全然悪くなるどころか、常に目の検査では両目とも1・5だった。

ところが やはり寄る年波には勝てません。
55歳を過ぎたころから、歯医者も一年に一度くらいは行かなくてはならなくなり、目もしょぼしょぼして、字が霞んで見えにくくなってきた。目薬を買って差したり、夜になると冷やしたりしていた。
目の悪い人っていつもこんな錯覚状態のような中で 生きているのだろうか?

いつも木馬に来て下さる”イーエフメガネ”さんに相談した。
「ううん、たぶん老眼でしょう、目のいい人は早いんですよ。」
老眼!!目だけが自慢だったのに老眼・・

検査してもらうことに。
検査用の黒くごついゴーグルのような器具の丸枠に、かちゃりと「レンズ」がはまった、見えません、ではこれでは?まだ見えません。ではこれはどうでしょう・・
その瞬間。世界は、一変した。
風景の輪郭も、色合いも、向かい合う人の瞳も、あまりにもクリアなものだから、なんだか少し怖くなった。
今まで居た世界が、どこかに消えてしまったみたいだった。うそぅ・・!!!

見えにくいのを無理して見ていたので老眼の上に、乱視にも遠視にもなっているとか。
自分の目を過信して 眼鏡もかけずに 曖昧に見えたつもりで感で見ていた時期があったので、だからこんな、とりとめのない思考回路になったのだろうか。
白黒つけることよりも、どっちもありだと思うような、曖昧な人間になったのか。
ううーん、ありえる。

食べ物を扱う仕事をしているし、何より買いものに行き、898円を398円に間違えて買って、ものすごく悔しい思いをしたりしていたので、遠近両用めがねにしてもらった。

あれから10年。
自慢の歯もだんだん少なくなり、自慢の目も年とともに視力の度も進み、メガネなしの生活は考えられなくなった。

 そして 今回はイーエフネガネさんに修理をお願いし、うれしいことに元通りになった。形状記憶のフレームではないので、時間が少しかかったけど、これでまた小さな字を読むときとか、パソコンする時、繕いものをする時とか、助かります。

老眼鏡をかけると、目じりの皺や、シミ、産毛まではっきり見えるので嫌なのだけど、背に腹は代えられない、という言葉を実感しています。

このメガネ、フレームが赤くて小さいから好きなんです。還暦を記念して買ったのです。
誰かに買ってもらったのかって?
いいえ 自分で買いました。

写真は曲がったメガネ(上)と 元通りになったメガネ(下)です。

晴れ 31℃