ブレンド日記

世の中の出来事・木馬での出来事・映画の感想・本の感想・観るスポーツ等々ブレンドして書いてみました。

「プリズン・トリック」を読む・・遠藤武文著(講談社)・・10/9読了

2009年10月11日 | 本の事
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 装丁のデザインも、偶然にも「だまし絵」風。(図地反転)
この本は本年度江戸川乱歩賞を受賞した作品なのだ。

本好きが本を選ぶ方法は人それぞれだろうが、私は今まで、気に入った作家に出会うと、その人の本をくまなく読むという方法だった。
ところがいつも本を提供してくれてるトンボは、新聞や週刊誌の書評を見て買うらしい。そんなわけで初めて手にする作家ばかりだけど、ここのところ店が暇で、読む時間が作れるということや、ネットで頼んだ本が、近所の本屋にはいるので私が買い受けに行くことなど、様々な条件が揃って、贅沢さえ言わなければ、新刊書をいち早く読ませてもらう幸運に預かっている私である。(ほとんどがサスペンスなのだけど・・)

新聞にもまだ書評が出ていないような、まっさらな本のレビューを書くのは、神経を使わなければならないが、読み終わって、さぁ一週間もすれば頭の中に題名すら留まっていないという、カランカランのアルツ頭。
記録を残しておかなくちゃ。
未読の本の購入者のトンボにも言われる。「サスペンスわね、結末がわかったら面白くないのよ。そこのところをよーくわきまえなけりゃ、見せられんよ。そんなことだから、このブログ読んでくれてる方にやんわりとおしかりを受けたでしょうが・・・」

わかってます。しっかり気を引き締めて今日のブックレビューを書きます。

で、この本の終りに選考委員の的確&辛口の選評(内田康夫 大沢在昌 恩田陸 天童荒太 東野圭吾)が書いてあったけど、私好きなんですよねぇ。プロの評価は分かりやすく読みやすい。この中で内田康夫の書評を読み、この本を読み終えてみて全くその通りだぁと思ってしまった。
それは、交通刑務所内の生活など僕には知るすべもなかったが詳しく教えてもらった。(中略)そのうち誰が主人公なのか見極めがつかなくなる。これぞと目をつけ、感情移入した人物があっさり殺されたりして、カタルシスに結びつかなと・・

そんなわけで、面白くなかったのかと言われれば、「いや、読みごたえはあった。」と答えるけど、最後の9章あたリから、3回読み返した。よくわからなくて・・
一言で言うと、原題は「三十九条の過失」だったらしいが、この本のメインテーマは、うん、確かにこのほうがぴったりだと思う。

もっとも憲法三十九条とは、何ぞやと調べたから言えるのだけど。

う~んもう少ししゃべりたいけど、やめときます。
でも犯人のヒント、この本の装丁のように、普通だったらありえない。そういうことです。

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