ブレンド日記

世の中の出来事・木馬での出来事・映画の感想・本の感想・観るスポーツ等々ブレンドして書いてみました。

負け方のセンス

2009年09月10日 | 四方山話
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クサギ(臭木)
 

ダイエットを兼ねたカメラウォークングで、ふらふらと当てもなく歩いているとき、見つけた。

葉や幹を切ると独特の匂いのする事からクサギ(臭木)の名前が漬けられたらしいが、花は名前とは打って変わって清楚で、桃色のほおづきのような蕾は、かわいらしく、優しさを感じさせてくれる。
花のイメージから名前が付けば良かったのにね!とつい思ってしまったけれど、それにしても茎や葉っぱは臭いです。ほんと、どう表現したらいいのか、青臭い様な、鼻をつまみたくなるほど・・・。
でも白い花は清楚な香りがほのかにするのですよ。
この葉っぱ食べれるらしい、湯がくとこの匂いも消えて、独特の苦みがなんともいえず美味いしいんですって。(食べれる山野草の本に書いてあった。)
いくら食いしん坊の私でも、どくだみとこの臭木だけは 勘弁願いたてまつり候。

 さてもさても・・・
臭い話でなんですが、野党になった自民党、いかんともしがたいですよね。
大体、選挙運動中、大物議員(古い議員ね。)のほとんどが キャッチフレーズとして、マイクを握り「勝たせて下さい、負けるわけにはいかないんです。」と頭に必勝の鉢巻きを巻き、首に青スジを立てて絶叫し、所謂どぶ板選挙、盆踊り参加に握手と土下座。もうぉーー情けない。
こういう戦術がいまだに効くと信じているからダメなのよね。私はそう思う。
それで負けたわけでもなかろうが、敗軍の将はといえば、まことに往生際が悪い、かっこよくない。
それに比べて15代自民党総裁だった宮沢喜一さんは 懐の深い方だったと新聞で読んだ。
非自民政権が発足した直後、細川総理に会って、親身に助言をしたとか。
「バランス感覚を持つ賢人から助言頂いて本当にうれしかった。」と細川さんはのちに回顧録で語っていたらしい。
宮沢さんらしい良き敗者ふりだと書いてある。
そうなのよね、負け方にもセンスつーもんがある。日本人って判官贔屓のところが多いにあるから、それによってまた 人気が出るかもしれないのに。
 
 それなのに麻生さんは、記者会見でも露骨な苛立ちを記者団にぶっつけ、とても ついこの前まで日本丸の舵取りをしていた方とは思えない、良き敗者像から随分とかけ離れている。
なんか、その姿をテレビで見るにつけ、党の負った深い傷に自ら塩をすりこんでいるかのよう。鏡に映った自分の姿がかっこ悪いと、鏡を責めてもどうにもならない。民主党に政権を譲らなければならなくなった民意は、自分たちの現状を映した鏡ではないのか。
己が姿を正していくしか再生の道はないのに、外に向けて苛立ちをぶっつけて、腹を立てても ますます落ち込むばかりなのでは?あるいは自分でも情けないと思う気持ちがそうさせているのかもしれないけど。それにしてももう少し大人になってよと言いたい。

自民党最後のどうにもならない総理との印象をぬぐうためにも、これからしなければならないこと、たくさん残っていると思う。
人のことだから言えるのかもしれないけど、男はかっこよく生きなくちゃだよね。

幸いなことに日本には「立つ鳥跡を濁さず」という素晴らしいことわざもある。
再生自民党に捲土重来、を期待している国民はたくさんいると思う。

とはいっても舵が壊れた日本丸から、新しい船に乗り移った国民、設備のほどはこれからにしても、船員たちは、右顧左眄している。この船はまだまだ行先は曖昧。

せいぜいタイタニック号のように氷山に追突して、転覆しないように、見守らなくちゃ、未知との遭遇に期待を膨らませながら・・

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