もう10年以上も前、地区労やら高教組やら、日中友好協会やら諸々の市民団体が中核組織を作り「邑楽館林平和のための戦争展?」だったか、20年以上もこの催し続いていた。
俺も、少しはかかわってできる範囲でやっていた。
やがて地区労は変質し、他の諸団体も高齢化で、集まりを続けられなくなって、終焉した。
その意思をかなり受け継ぎ、医療生協やら新婦人やら母親大会連絡会などなど、ある意味女性たちが頑張って、この「平和の集い」が開かれるようになった。今年で8年目のようだ。コロナ前はロストなんぞも発表に機会があった。
まさに、仕事が、と逃げてどうしょうもない男の傍ら、女性たちは地道だ。
館林市では、毎夏、中学2年生に「非核平和啓発作文」を募集する。その中で選ばれた優秀作文から2作文の朗読が行われた。書いた本人・・代読と、2年生は凛と立派だった。
メインは今を時めく?鈴木宣弘氏の講演だった。東大農学部で学び・農林省入省・現在は東大大学院教授と、日本の農業・農業経済学のスペシャリストだ。
語りだけでなく、日本の農業の再生に向けて、様々なプロジェクトを仕掛けているようだ。
アメリカのポチである日本政府は武器だけでなく、危ない農産物も大量に買わされ、その見返りに「自動車を売る」。
穀物メジャーやモンサントなどに蹂躙され、種子法も改悪され、先進国と呼ばれる国々の中で30余%という穀物自給率の驚愕の低さが日本だ。
60%以上の食い物を外国に依存だが、中国の旺盛な消費で、すでの買い負けの状態で、やがて買いたくても買えない状態は絵空事ではないのである。
ここに内在する恐るべき事実は、自給できるのに買わされている農産物であったり、中国やEuなどは当の昔に禁止されている農薬漬けの農産物はアメリカに脅され、基準を甘くして、日本に持ち込まれている事実である。
こんなことを暴きまくり、マスコミにも露出し、武器で安全保障より、今大事なのは「食の安全保障」だ!そうしないと、国民の命が守れないと叫んでいる(まっとうな事実を)この先生。
アメリカに面と向かって反論するとどうなるか・・・・・・
食は消費者の意識改革が、まず大事だと俺は思う。「安ければなんでもいい・・」と消費者がおバカなうちはダメだ。
アメリカが怖い自民党と、アメリカのしたたかな、さげすんだ日本への政策。この闇に真正面から切り込んで・・・・先生・・・まじに・・・身の危険・・・俺は心配だ(まじな話だよ)。
この身の危険も、この国の意識ある国民の監視・・「先生を俺たちはみているぜ!」ってのが大事な気がする。
まだ沖縄が返還される前、自治の拡大を求める民政府に対して、ワトキンス少佐は「軍政府は猫で沖縄は鼠(ねずみ)である、猫の許す範囲しか鼠は遊べない。」と、のたもうた。
今も、アメリカは、日本への潜在意識はこの時と変わっていないと俺は思うのだ。