館林ロストシティーランブラーズ・フォークソングシングアウト

フォークを歌って43年の坂を今登坂中。世間に一言あってこそフォーク。軟弱アコースティックミュージックにシングアウトだ!

阿久比・常滑・大須観音骨董市など・家族名古屋お見舞い旅その2。

2010-04-05 06:59:19 | 旅は続く


さて2日目。宿は、女房子供はツイン・僕はシングル。部屋は、別々なのだ。うれしい・・ケムタガラレナイぜ!

写真・僕のシングル。セミダブルのベッド、ソファーなどあって、十分広い。

まあ、ちょっと広い「ビジネスホテル」なのだ。そして一泊、朝食がついて6000円である。安い!

これなら宿で浮いたお金を、タクシーを豪華に使ったりで、1日で考えれば、1っ箇所は多く観光できるではないか!



極めてふつうのバイキングの朝飯だが、こんなもんでOKだ。ただ、八丁味噌の味噌汁がどうも関東人の僕には合わないな。




今日のメインは、「お見舞い」!!

昼前に叔父さんの家と、連絡しておいたので、その間の時間で「大須観音」に向かった。

ネットで調べたら、この日「骨董市」が開かれるという。

大須商工会に電話して取材したら、だいたい5時頃には、業者同士で、物色などあるが、一般の客は8時頃から集まりだす、とのこと。
この市は、毎月月末の日曜に行われているらしい。



写真・ふるいマッチ・・1000円。

まあ、当然、「古伊万里」とか中国の焼き物とか、器の店は多かったが、古い布・大戦時代の装備・軸・刀などなど・・並ぶ。
フリーマーケットとは明らかに違う、面白みがあった。
女房は初めてらしく、興味津々、おもしろかったらしい。

1時間ほど冷やかして、近鉄の駅に向かった。



古いボタン・ふるいタイルまであった。



名古屋は巨大な街だ。
列車は、知多半島を目指す。車窓からは、のどかな田園が見え始めた。



単線・出口は1つなので、線路をまたいで、出口であった。



駅のすぐ側に叔父さんの家はあった。

伯母さん・叔父さんが、暖かく迎えてくれた。

半身が不随であったが、リハビリでかなり良くなったらしい。少しなら自分で歩け、利き腕ではないが、左手で、ご飯やお茶は大丈夫なようである。

たぶん14とか15で「満蒙開拓青少年義勇軍」に加わって、命からがら逃げ帰り、働きながら「帯広」で学び、獣医となって、長野・・やがてこちら愛知が終の棲家になったようである。

苦労人なのでか、人柄が良く、人格者である。女房の親父は兄弟が多かったが、僕は、この叔父さんが一際好きだ。

暫く、部屋でお話・・「伯母さんから聞いた、叔父さんとの馴れ初め」は感動的であり、お二人の非保守性を垣間見た。



伯母さんからの事前のやり取りで、観光したい場所を、昼飯を兼ねて案内してくれるとなっていたようである。

僕らは「新美南吉記念館」と「常滑」を希望した。

知多半島では大きな「半田市」。そこの「新美南吉記念館」だ。
緩やかな岡の下が記念館のような、印象深い建物だ。

29の若さで亡くなって、残された作品は多くは無いのだろうが、教科書には、今も必ずと言ってよいほど、作品は載る。

僕はあの、名作「ごんぎつね」は大好きだ。





記念館は、もう少し工夫が居ると思った。あの情緒的だが、人への視線がやさしく、生活の匂い漂う、南吉が、浮かび上がる工夫が欲しいと思った。



ごんぎつね・・・狐もモデルとなった猟師も居たようだ。そのごんぎつねの森だ。



車で10分足らずで、常滑。



朱泥に特徴の常滑焼、が、僕の印象。
あの、赤い急須もね。
でも、実際は、様々な土を使った、陶器が焼かれているようである。
写真の「土管」なども、一世を風靡したようである。



常滑屋という店で昼をご馳走になった。



カンパチノちらし寿司。緑の物は、糸のように刻まれたしその葉。
ものすごく旨かった。



デザートは和洋選べる。これも秀逸。

ちなみに、この器すべて、常滑焼である。2階はギャラリーになっていた。



食べ終え、近くのここらの窯元の作品や、廉価な常滑焼までぎょうさん展示即売の場所に行った。

写真・僕の購入の人間国宝、山田常山氏の孫の作品の酒器。1万円ではちと足りなかった。

酒屋の寄ってもらって、駅で叔父さんたちと別れた。
思い切って見舞いに来て良かった。
まだまだ、叔父さん、長生きしてください。



宿には早いので、宿までの途中、有名な「熱田神宮」に参拝(ひやかしか?)に行った?

有名な、あの「草薙剣(天叢雲剣・あまのむらくものつるぎ)」・三種の神器の1つな、が、保管されているといわれている場所ってのが、興味をひく。

僕はね、このヤマタノオロチ退治など、大学時代専門にした分野なのだ。

スサノウがヤマタノオロチを退治し、その八つのしっぽの1つから出てきたのが、この剣・やがて、姉のアマテラスオオミカミに剣を預ける、アマテラスは孫のヤマトタケルに授け、在野の野蛮人を征服させるやつよ。

まあ、大河は水神の場所。水神はヘビ(おろち)よ。しっぽが8本とくれば、山の頂から流れる渓流が、いくつも集まり(まあ8本としよう)大河になる。その大河・氾濫を繰り返す。それを、土木技術を伴った渡来人が、やってきて、堤防を築き、その地を農業のできる土地にして収めたってのが、神話になってるわけさ。



ちょうど賽銭を回収の現場に遭遇。
賽銭箱の裏は、3つの巨大な引き出しがあるのな。仕掛けが分かったぜ。
賽銭・・・ほとんどお札が無いのな。やっぱし不景気なのな。



当然宝物殿にも、剣は無いのね。あっても、見せないんだって。

ゆりのおみくじは中吉だった。ここらが、良い位置でないか?




やはり、こうした場所には、大きな木。見事だった。すんばらしかった!

不信心な、不心得者の僕であった。



宿まで、贅沢に帰った。宿の近くを女房と散歩。
部屋に戻って、風呂・マッサージ・そして先ほど購入の愛知の名酒「蓬莱泉」でまったりした。

写真・骨董市で購入、400円の杯。



7時目指して、ホテル近くの僕の調べた「居酒屋」に歩く。途中ブック**で、帰りの電車で読む本を購入。もってきたのは、もうすぐ読み終わってしまう。105円なり。



「とりとり亭」ってのな。若者が集まりそうな、店なのな。
世界のやまちゃんより、メニューが豊富そうで、しかし「鳥手羽」も食べてみたいのでここにした。



半田市の酒「国盛」・・・まあまあ旨い。
乾杯なのだ。お茶と乾杯なのだ!



お通し・そして、手羽先。お通しは旨かった。手羽も甘辛のたれが良く、カラッと揚がっておいしい。



大根サラダ・焼き鳥。

家族で、あそこは良かったとか、つまらなったとか、叔父さんのことなど、結構話が弾むものであった。



ゆりの食べたおにぎり。醤油あじのちゃんこ鍋。

こうして、2日目・そして最大のテーマ、お見舞いは終了した。
コメント (10)
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