館林ロストシティーランブラーズ・フォークソングシングアウト

フォークを歌って43年の坂を今登坂中。世間に一言あってこそフォーク。軟弱アコースティックミュージックにシングアウトだ!

F本観光で行く石垣~竹富の旅・2日目竹富島編。

2009-02-16 06:49:06 | 旅は続く
前日、那覇着17:30の飛行機だった。
チェックイン・その後は、夜の街以外に選択肢は無い・・・
1日目・その夜の記事は、後日だ。

この2日目のスケは7:10の飛行機で、石垣。
その後、船で竹富島・・・だ。
朝、5:30起床だった。



まだ、ターミナルは閑散・・・受験生用に「出張・大宰府天満宮」があった。
息子のために拝んでやった。エライ!!
沖縄から帰って、程なく、合格の通知が届いた。このお陰で、受かったに違いないのだ!またまた、エライ!

1時間で那覇から石垣空港・・・・タクシーで「離島桟橋」。竹富への高速船は30分に1便出ている。乗れば、15分だ。



沖縄は1つには語れないのだ。本島とここ八重山諸島では、文化も経済も、戦争の爪あともかなり違う。



で、高速船・・・10時には竹富島に着いた。



F本氏(以下・めんどうなので氏・・は略す)は、那覇で4時に起きて、農連市場で、「そば」を1人で食べた!
が、が、弁当を購入しておいてくれたのだ。
この弁当・250円。
離島に渡る場合、食堂は少なく・・そしてまた、朝は開いていない。
ちょっとした、おにぎりや、弁当は石垣や那覇で購入しておくのは、経験が教えてくれるのだ。

で、竹富について、波止場で、海を眺めながら、食べた・・飲み物はビールだ・・
こうした状況も、弁当を美味しくしてくれるのだ。




石灰岩のごろごろする牧場・白いコーラルの道。
沖縄だ!



宿に着いた・・・荷物を置かせてもらって、早速、貸し自転車をGETした。



島の周囲は9.21キロ・人口350人ほどの島だ。
そして、高低差は、30メートルに満たない・・・まさに自転車向きの島である。

すべてが国立公園・島ぐるみで、景観を守る運動を展開しているようである。
赤瓦の家・白いコーラル道路(年に数度、砂を運び敷いている)どこも美しいのだ。






島人の聖地「御嶽(ウタキ・こちらではオン)」が沢山ある。

20は超えるか?後述のお寺さんの話では、面積に占める割合では、沖縄で一番多いらしい・・

ある意味・暮らしが貧しく、厳しかった過去の時代が偲ばれるということだと思う。
広くない耕地・水の確保・高低差の少ない土地は、何度も津波の被害があっただろう・・「神々に祈らなければならなかった」そのウタキの姿と、思う。



沖縄は花咲き乱れる、世界でもある。



沖縄、そして八重山民謡で有名な「安里屋ユンタ」の島だ。

♪ サー 安里屋(あさどや)ぬークヤーマにヨー
  サーユイユイ
  あん美(ちゅ)らさ 生(ま)りばしヨー
  マタハーリヌ チンダラ カヌシャーマーヨー  ♪

まあ、歌詞も幾つかあって、内容も異なりますが、村に派遣された役人の求婚(現地妻ね)を「クヤマ」が断り、「貧しくても島の男が良い」となるか「どうせ役人の権力に断れないなら、助役より村長クラスが良い」となるかの詩の変化があります。
近世の八重山の女性が、すでに「個」を持っていた姿が浮かびます。

僕はこの「あさどやゆんた」がかなり好きな島歌であります。
普通の琉球音階と違い、呂音階のバラードに聞こえますです。




僕の知り合いは、ここのお寺さんと馴染みらしく「行ったら訪ねなさい!」と厳命を受けていたのだ。
日本最南端のお寺は「喜宝院」だ。そこには「民族資料が集められている」「蒐集館(しゅうしゅうかん」が併設されている。




300円をお皿に乗せ入館・ちょうど世話役の方がいて、「友人の~~」と話したら「知ってますよ~~**さんね」と・・こうなると話が早い。
そして、説明などしていただいて、得な時間を過ごしたのだ。
集められた、資料も見ごたえのあるものだった。
民族や文化は、目で見て、現地に立ってが一番である。



昼はすでに回っている。
当たりをつけていた「竹の子」でヤキソバ・ポーク卵。



後はこれだ!




海岸に行った。
息を呑む美しさだ。
沖縄の海は綺麗だが、小さな島・無人島の浜辺の美しさは、格別だ。



F本はレジャーシート(僕らの呼び名はマンション!)を敷いて、昼寝を決め込んだ。
僕は、しばし砂浜で戯れ・・・また自転車を走らせた。



見事な竹富島の眺めだ。
島はまあ、あわびを伏せた形を思うと良い。その島を2重に「亜熱帯の森」が防風林として囲み、中心に向かって高くなる土地の頂上周辺に村がある。
話は長くなるが、島の数字を並べておく・・これ眺めると、島が分かる気がするのだ。
2008年10月調べ
周囲9.2キロ・面積5.4平方KM・世帯169・人口345・宿13・牛376・水牛19・ヤギ35・鶏206・犬25・猫54+多数・自動車161・船19・はた織り機30・自転車1015(貸し798)・・・だそうだ。



村の周辺には、畑や、牧場だ。



お寺の方が「皆さんの地域のふかふかの土がうらやましい・・」と言っていたが、比較的石の少ない場所には、丹精に野菜が作られていた。島ラッキョウ・フダンソウ・ニンニクなど見て取れる(見るだけで採らないだす)。



そんなこんなで、散策終了。
僕らの部屋だ。
部屋では、泡盛だ!




6時には「夕飯」だった。豪華!西表の黒紫米を混ぜたご飯は、赤飯の輝き。
これが、うまかった!



泡盛を握って、徘徊するF本。

さすが、自転車の乗りつかれ?8時には爆睡だった・・・



沖縄の日の出は遅い。7時では昇らない。
F本は5時には起きて、自転車で徘徊したらしい・・
「蛍」が綺麗だったと言っていた。

僕も6:30には起きて、自転車で散歩。

朝焼けを見た。



朝飯。





8時に朝飯・8:45の高速船に乗った・・・

普通時刻表に8:45発とあれば、まあ45分、何かあって数分遅れ・・は分かる。

が、何と、41分・・定刻より前に出発しちまった・・
乗り遅れた人・・・いなかんべか?

沖縄人気質の表現に「てーげー」ってのがある。
まあ、アバウト・・とかくよくよしない辺り・・・

竹富島の船もてーげーだった・・・

島並みが、小さくなる・・・良い島だった・・・


また、訪ねたい島だ!

コメント (10)
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