昔、新宿のFugetsudoによく通ったものです!

そろそろ先が見えてきましたから、今のうちに記憶を書いておこうと…

シッラの闖入者

2008年03月29日 | ファンタジア
今のシッラは知らないが、その頃は結構立派な国際的なホテルだった。

問題が起きたのは、何泊目かの夜だった。

僕たちは、日本ではなかなか高くて飲めない、免税で買ってきたバランタインの21年物の封を切ってグラスを合せ、言葉すくなに、夜のソウルの光を見ていた。
サイドボードに、先日インチョンで買ってきた青磁と白磁の瓶を並べて、どちらがどちらを持って帰るかを話していた。君は、白い小ぶりな花瓶をほしいといった。そして、僕が青磁のほうをもらうことになった。どちらかとゆうと、白いほうが少し華奢で、柔らかな感じの梅瓶だった。

と、ドンドンとノックの音あって、
誰かとのぞいたら、メイドのようだった。なんだろうと思いながら、
ドアを開けたら、娘が部屋に飛び込んできた。
「xxx(韓国語)」と僕に呼びかけてきた。でも僕は知らない娘だった、しかもウンと若い。僕は訳もわからず、英語で聞き返したが英語は戻ってこなかった。

その娘は大声で騒いでいた。部屋に入れたのが僕の失敗だった。
驚いたことに、さらにもう一人、別の娘が開けた扉から続いて飛び込んできた。
僕たちは呆然としているしかなかった。2人で大声で話している。
何が起きているのかも分からない。立派なホテルでどうして知らない人が飛び込んでくるのだろう???

様子から、すこし分かってきた。きっと日本人観光客のだれかが呼んだ女性だったのだ。
でも、僕には女性の連れがいた。その娘が聞かされていたかもしれない話は、
それでおかしくなったようだ。騒ぎ立てる意味はその辺のようだったが、本当のことはは分からない。僕には、韓国の女性が必要ではなかった。

シッラのその部屋では、その娘にとっては誰か分からないが、日本からのお客が
自分を歓迎してくれるはずだったのだ。しかし、思惑ははずれた…。
そこには女連れの客がいたわけだ。
もしそうだったなら、びっくりして、怒り出すのも無理はない。しかし、二人も入ってくるのはどういう意味なのだろう。わからない。

きっと、部屋番号を間違えたに違いない。僕はレセプションに電話した。
ボーイが飛んできて、騒ぎは収まった。やっと静かな夜になった。

でも、僕たちもその夜はとてもベッドを共にする気にはなれなくて、ツインのベッドに静かに別々に眠った。旅の疲れもあった。

それにしても、何故だかとても変な思いの夜になったのを鮮明に覚えている。
簡単に、ホテルのドアを開けてはなりません。

(写真は、下記サイトのオーナーの了解を得て、借用したものです)
http://www.seoulnavi.com/

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